1997年のデビュー以降、圧倒的な歌唱力とダンスパフォーマンスで一世を風靡したDA PUMP。
しかし、ある時期からテレビで見かける機会が激減し、「DA PUMPはなぜ消えたのか」と疑問に思う方は少なくありません。
一時は解散の危機さえ囁かれた彼らですが、実はその裏で度重なるメンバーの脱退や不祥事、そしてリーダーの大怪我など、数多くの試練に直面していました。
この記事では、DA PUMPがメディアから姿を消した本当の理由や、初期メンバーが脱退した真相、そして現在の活動状況について詳しく解説します。
当時の複雑な事情を整理し、現在の再ブレイクに至るまでの軌跡を知ることで、彼らのパフォーマンスをより深く楽しめるようになるでしょう。
DA PUMPがテレビから「消えた」と言われる5つの主な理由
DA PUMPがメディア露出を減らし、世間から「消えた」と認識されるようになった背景には、単一の要因ではなく複数の出来事が重なっています。
ここでは、グループの活動に大きな影響を与えた5つの主要な理由について解説します。
SHINOBUの道路交通法違反と活動自粛・脱退
グループの活動に最初の大きな影を落としたのは、初期メンバーであるSHINOBUの不祥事でした。
2005年2月、SHINOBUは道路交通法違反(酒酔い運転)で現行犯逮捕され、約3か月間の活動謹慎処分を受けます。
謹慎期間が終了した後も「気持ちの整理が不十分」という理由で活動自粛が続き、結果として2006年4月に正式に脱退することとなりました。
この出来事は、順風満帆だったグループのイメージダウンにつながり、4人での活動が見られなくなった大きな要因の一つです。
YUKINARIの離婚騒動と方向性の違いによる脱退
SHINOBUの脱退から約2年後の2008年、今度はYUKINARIがグループを去ることになります。
YUKINARIは2004年にタレントと結婚していましたが、2007年に離婚調停中であることが公表され、その過程で家庭内のトラブルに関する報道もなされました。
プライベートな問題に加え、音楽活動を行っていく上での方向性の違いについてメンバーと話し合いを重ねた結果、YUKINARIは脱退を決意します。
初期メンバーが立て続けに抜けたことで、グループとしての安定感が揺らぎ始めた時期でした。
リーダーISSAの大怪我とリハビリによる活動休止
グループの柱であるリーダーのISSA自身も、深刻なトラブルに見舞われていました。
2008年、DA PUMPは再起をかけた10周年記念ライブを計画していましたが、そのリハーサル中にISSAが右大腿骨転子下骨折という全治6カ月の大怪我を負ってしまいます。
この事故により記念ライブは中止を余儀なくされ、ISSAは長期のリハビリ生活に入ることになりました。
パフォーマンスの要であるISSAが動けなくなったことで、グループ活動は停滞せざるを得ない状況に追い込まれました。
ジャニーズ事務所との競合・圧力に関する噂と真相
DA PUMPのメディア露出が激減した背景には、業界内の構造的な問題があったとも報じられています。
当時、歌って踊れる男性アイドルグループの市場はジャニーズ事務所の独壇場であり、競合となるDA PUMPの存在は脅威とみなされていたという見方があります。
一部週刊誌などの報道によると、音楽番組への出演を巡って圧力がかかったり、特定の雑誌企画がきっかけで関係が悪化したりしたことで、DA PUMPが干される形になったという指摘も存在します。
こうした業界の力関係が、彼らの活動の場を狭める一因になったと考えられています。
メンバーの相次ぐ入れ替わりによるグループの低迷期
初期メンバーの脱退後、DA PUMPは新メンバーを加えて9人体制や7人体制へと形を変えていきました。
しかし、相次ぐメンバーチェンジは、初期の4人体制に愛着を持っていたファンにとって受け入れがたい面もあり、人気は低迷しました。
ショッピングモールでの無料ライブを行うなど地道な活動を続けましたが、CDの売上が伸び悩み、解散の危機に瀕したこともあります。
頻繁なメンバーの入れ替わりによりグループの全体像が世間に定着せず、結果として「消えた」という印象を強めることになりました。
初期メンバーはなぜ辞めたのか?脱退理由の真相まとめ
DA PUMPの全盛期を支えた初期メンバーたちは、それぞれどのような理由でグループを離れたのでしょうか。
ここでは、公式発表や本人のコメントに基づき、各メンバーの脱退理由の真相を個別に解説します。
SHINOBU(宮良忍):精神的な限界と沖縄への帰郷
SHINOBUの脱退理由は、前述の不祥事に加え、自身のダンススキルへの限界と沖縄音楽への回帰願望でした。
彼は活動の中で、自身のダンス技量が限界に達していると感じており、メンバーとの間に温度差が生じていることに悩んでいました。
謹慎期間中に故郷である沖縄に戻り、沖縄の音楽を表現したいという気持ちが芽生えたことで、DA PUMPとは別の道を歩む決意を固めました。
「中途半端な気持ちではできない」という誠実な思いからの決断だったと語られています。
YUKINARI(玉城幸也):家庭の問題と音楽性の相違
YUKINARIの脱退は、一度自分自身を見つめ直すための「充電期間」が必要だったことが主な理由です。
デビューから長年活動を続ける中で、より良いパフォーマンスを見せたいという思いと、自身の音楽活動の方向性に悩みが生じていました。
メンバーと何度も話し合った結果、DA PUMPの一員としてではなく、個人として音楽活動を行っていくことを選択しました。
脱退時のコメントでは、ファンやメンバーへの謝罪とともに、DA PUMPのさらなる飛躍を願う言葉を残しています。
KEN(奥本健):ISSAとの方向性のズレと「脱退」の経緯
ダンスやラップの要であったKENの脱退理由は、リーダーであるISSAとの「思想や音楽的な方向性の違い」でした。
9人体制で再スタートを切った後も、グループの方向性を巡ってISSAと話し合いを重ねましたが、その溝は埋まりませんでした。
結果として「方向性の相違」が決定的となり、2009年12月に脱退を発表しました。
KENは脱退に際し、新しいDA PUMPのスタイルを尊重しつつ、自身は個人の活動を通して音楽やダンスに携わっていく意向を示しました。
KAZUMA(山根和馬):俳優・ダンサーとして個人での挑戦
2008年に加入したKAZUMAは、加入から約5年が経過した2014年に「卒業」という形でグループを離れました。
その理由は、自身の年齢と可能性に向き合い、俳優やダンサー、表現者として個人で勝負したいという強い思いがあったからです。
「山根和馬」個人として新たな挑戦をする時期が来たと判断し、メンバーもその意志を尊重して送り出しました。
脱退ではなく「卒業」という前向きなニュアンスであり、メンバーとの関係も良好なままの旅立ちでした。
DAICHI(加藤大地):持病のヘルニア悪化による芸能界引退
長年グループのムードメーカーとして親しまれたDAICHIは、2021年4月にグループを卒業し、同時に芸能活動も終了しました。
その最大の理由は、長年患っていた持病のヘルニアが悪化したことです。
治療を続けながら活動していましたが、納得のいくパフォーマンスができなくなっていることに悩み、医師やメンバーとも相談の上で決断に至りました。
「DA PUMPは自分の原点であり憧れ」と語り、最後まで感謝の気持ちを持ってステージを降りました。
不仲説やいじめの噂は本当か?「消えた」時期の黒い噂を検証
DA PUMPが低迷していた時期には、メンバー間の不仲やいじめに関する噂がネット上で囁かれることがありました。
ここでは、それらの噂の信憑性と、当時のメンバー間の実際の関係性について検証します。
初期メンバーKENによるSHINOBUへのいじめ疑惑の信憑性
一部のネット上では、KENがSHINOBUをいじめていたために脱退に追い込まれたのではないかという憶測があります。
しかし、この噂を裏付ける確実な証拠や情報は存在しません。
実際、SHINOBUは脱退後も「U.S.A.」のリリースイベントに顔を出したり、テレビ番組で「DA PUMPのファンであり応援したい」と公言したりしています。
もし深刻ないじめがあったとすれば、脱退後にこれほど友好的な関係を築くことは難しいと考えられ、いじめ説は単なる噂の域を出ないと言えるでしょう。
ISSAと他メンバーとの温度差や確執はあったのか?
活動低迷期において、メンバー間で意識のズレや一時的な関係悪化があったことは事実のようです。
SHINOBU自身が脱退コメントで「温度差」に言及しており、自分からメンバーに連絡が取れなかった時期があったことを認めています。
また、再ブレイク前の苦しい時期には、ISSAが精神的に追い詰められ、沖縄に帰ってしまったこともありました。
しかし、残されたメンバーがISSAのもとに集まり、本音でぶつかり合ったことで結束を取り戻したというエピソードもあり、最終的には困難を乗り越える絆があったことが分かります。
ショッピングモールでの無料ライブ時代とメンバーの葛藤
テレビから姿を消した時期、DA PUMPは全国のショッピングモールを回り、無料ライブを行う活動を展開していました。
かつてドームクラスの会場を沸かせたグループにとって、それは決して楽な道のりではありませんでした。
しかし、この地道な活動は、彼らが「プライドを捨ててどん底から這い上がる」ための重要なプロセスでした。
当時のメンバーは、現状を打破するためにもがき苦しみながらも、パフォーマンスへの情熱を失わずに活動を続けていたのです。
元メンバーの現在は?SHINOBU・YUKINARI・KENの今
DA PUMPを離れた初期メンバーたちは、現在それぞれのフィールドで精力的に活動しています。
芸能界を離れたメンバーも含め、彼らの現在の様子を紹介します。
SHINOBUの現在:小浜島で民宿「みやら」オーナーとして活躍
SHINOBUは現在、故郷である沖縄県・小浜島に戻り、実家の民宿「みやら」を継いでオーナーとして働いています。
民宿経営の傍ら、時折メディアに出演することもあり、2018年には「アウト×デラックス」などのバラエティ番組にも登場しました。
DA PUMPのライブに駆けつけるなど、現在のメンバーとも良好な関係を続けており、自身の生活基盤をしっかりと築きながら充実した日々を送っているようです。
YUKINARIの現在:沖縄でラーメン店・クラブ経営とライザップ
YUKINARIもまた沖縄に戻り、実業家としての才能を発揮しています。
国際通りでクラブ「CLOUD NINE OKINAWA」を経営した後、ラーメン店のオーナーになるなど、飲食業界で活躍しています。
一時期は体重が増加したことが話題となりましたが、ライザップの企画に挑戦して大幅なダイエットに成功し、その変貌ぶりが世間の注目を集めました。
DJやタレント活動も並行して行っており、沖縄を拠点にマルチな才能を見せています。
KENの現在:ダンススクール運営と振付師としての活動
脱退後も沖縄には戻らず、ダンス一筋の道を歩んでいるのがKENです。
現在はダンススクールの運営や、アーティストへの振付提供、ライブ出演など、ダンススキルを活かした活動を続けています。
自身のSNSではダンス動画やイベント情報を発信しており、変わらぬキレのある動きを見せています。
また、沖縄アクターズスクールの同窓会イベントなどでは、かつてのメンバーと共にパフォーマンスを披露することもあります。
KAZUMAの現在:俳優業やダンス動画での発信
KAZUMAは「山根和馬」として、俳優業を中心にドラマや舞台、映画などで幅広く活動しています。
また、SNSやYouTubeでの発信も積極的に行っており、ダンスを取り入れた動画コンテンツなどが人気を博しています。
「純悪」というユニットでの活動など、独自のエンターテインメントを追求し続けており、DA PUMP在籍時とは違った新たな魅力を発揮しています。
現在のDA PUMPは6人体制!「U.S.A.」での再ブレイクとメンバー紹介
数々の苦難を乗り越え、現在のDA PUMPは6人体制で安定した活動を続けています。
2018年の「U.S.A.」での再ブレイク以降、彼らはどのように進化しているのでしょうか。
現在のメンバー6人(ISSA・YORI・TOMO・KIMI・U-YEAH・KENZO)のプロフィール
現在のDA PUMPは、唯一の初期メンバーであるISSAを中心に、実力派のメンバーで構成されています。
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ISSA(ボーカル): 圧倒的な歌唱力を持つ不動のリーダー。
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YORI(ダンス): ポップダンスの名手であり、グループの王子様キャラ。
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TOMO(ダンス): ドレッドヘアがトレードマーク。「いいねダンス」の考案者。
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KIMI(ラップ・ダンス): ムードメーカーであり、ライブではMCも担当。
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U-YEAH(ダンス): デザインセンスに優れ、グッズ制作なども手掛ける。
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KENZO(ダンス): 世界大会8連覇の実績を持つ、世界的ダンサー。
誤解されがちな「KENZO 脱退」の真相と現在の活動
検索キーワードで「DA PUMP KENZO 脱退」と調べられることがありますが、これは誤解です。
脱退したのは初期メンバーの「KEN」や、2021年に卒業した「DAICHI」であり、KENZOは現在もDA PUMPの主力メンバーとして活動しています。
名前が似ていることや、他のメンバーの卒業時期と混同されることで生じた誤解だと考えられます。
KENZOは振付師やメディア出演など、個人としても多忙な日々を送っています。
昔のヒット曲から最新アルバムまで!進化し続けるパフォーマンス
現在のDA PUMPのライブでは、「if…」や「Feelin’ Good -It’s PARADISE-」といった往年のヒット曲も、現在のメンバーによる高いダンススキルでアップデートされて披露されています。
「U.S.A.」以降も「P.A.R.T.Y. ~ユニバース・フェスティバル~」などのヒット曲を生み出し、2022年には現体制初のオリジナルアルバム「DA POP COLORS」をリリースしました。
歌って踊れるエンターテイナーとして、彼らのパフォーマンスは今なお進化を続けています。
元メンバーとの現在の仲は?沖縄アクターズスクール同窓会での交流
現在のDA PUMPと元メンバーとの関係は非常に良好です。
沖縄アクターズスクールの同窓会イベントなどでは、ISSAと初期メンバーが同じステージに立ち、当時の楽曲を当時の振り付けで披露する姿も見られました。
SNSなどでも互いの活動を応援する様子が伺え、過去の脱退劇を乗り越えて、現在は互いにリスペクトし合う関係性を築いています。
まとめ:DA PUMP なぜ消えた
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DA PUMPが「消えた」主な理由は、不祥事、怪我、メンバー脱退、業界の圧力などが複合的に重なったためです。
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初期メンバーのSHINOBUは、道路交通法違反による謹慎後、自身の意思で脱退しました。
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YUKINARIは離婚問題や音楽性の違いを理由に脱退し、沖縄で実業家として成功しています。
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リーダーのISSAはリハーサル中の大怪我により、長期のリハビリと活動休止を余儀なくされました。
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一部メディアでは、当時の男性アイドル市場における事務所間の競合や圧力が露出減に影響したと報じています。
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KENはISSAとの方向性の違いにより脱退し、現在はダンススクールなどで活動中です。
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メンバー間の不仲説やいじめ疑惑に確実な根拠はなく、現在は良好な関係を築いています。
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2018年の「U.S.A.」大ヒットにより、ショッピングモール回りの下積み時代を経て見事に再ブレイクを果たしました。
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現在はISSAを含む6人体制で活動しており、KENZOの脱退説は誤認情報です。
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過去の苦難を乗り越え、現メンバーと元メンバーは互いに認め合い、それぞれの道で活躍を続けています。

