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大森元貴の楽曲提供全曲一覧|制作秘話と評価を徹底解説

Mrs. GREEN APPLEのフロントマンとして知られる大森元貴は、バンドの全楽曲を手がけるだけでなく、外部アーティストへの楽曲提供でも高い評価を得ています。

Adoに提供した「私は最強」の大ヒットや、NiziUへのプロデュース楽曲「AlwayS」など、アイドルからK-POPグループまで幅広いアーティストに作品を届けてきました。

しかし、提供曲の全体像やそれぞれの制作背景を網羅的にまとめた情報は意外と少なく、「結局どんな曲を誰に書いたの?」と疑問を抱く方も多いのではないでしょうか。

この記事では、大森元貴の楽曲提供を時系列で一覧にまとめたうえで、各楽曲の制作エピソードや反響、提供曲に共通する音楽的特徴まで詳しく解説していきます。

目次

大森元貴とは?楽曲提供の背景にある圧倒的な実績

大森元貴は1996年9月14日生まれ、東京都西東京市出身のシンガーソングライターです。

ロックバンドMrs. GREEN APPLEのボーカル兼ギターを務め、バンドの全楽曲における作詞・作曲・編曲を一人で担っています。

さらにアートワークやミュージックビデオのコンセプトまで手がけるなど、楽曲に関わるすべての要素を統括するクリエイターとしても知られています。

ソングライターとしての実績は数字にも明確に表れており、Billboard JAPAN年間チャートでは作詞家部門「Top Lyricists」と作曲家部門「Top Composers」の両方で2023年から2025年にかけて3年連続1位を獲得しました。

これはBillboard JAPAN史上初の記録です。

Mrs. GREEN APPLEとしては主要ストリーミングサービスで32曲が1億回再生を突破し、国内累計ストリーミング数は150億回を超えています。

2025年のオリコン年間デジタルセールスでは売上109.1億円を記録し、史上初の100億円超えという偉業を達成しました。

こうした圧倒的な実績を背景に、外部アーティストへの楽曲提供にも注目が集まっています。

大森が提供する楽曲は、アイドルグループからソロアーティスト、K-POPグループ、さらには子ども番組まで多岐にわたり、ジャンルを問わないソングライティング能力の高さを証明しています。

大森元貴の楽曲提供一覧【全提供曲を時系列で紹介】

大森元貴が外部アーティストに楽曲提供した作品は、2017年の初提供から2025年までの約8年間で確認できるもので10作品です。

以下に全提供曲を時系列順でまとめます。

年月 楽曲名 提供先 担当範囲 タイアップ
2017年1月 恋のエフェクトMAGIC 夢みるアドレセンス 作詞・作曲 なし
2017年11月 シンガロン・シンガソン 私立恵比寿中学 作詞・作曲・編曲 なし
2020年3月 103 feat. motoki ohmori KERENMI 共作(作詞・作曲)+ボーカル なし
2021年 ルラルララ Kis-My-Ft2 作詞・作曲 なし
2021年 Force TOMORROW X TOGETHER 作詞・作曲 TVアニメ『ワールドトリガー』2ndシーズン主題歌
2022年6月 私は最強 Ado 作詞・作曲 映画『ONE PIECE FILM RED』劇中歌
2024年5月 Øy リヴリーアイランド 作曲(ゲームBGM) ゲームアプリコラボBGM
2024年6月 レナセールセレナーデ ももいろクローバーZ 作詞・作曲・プロデュース TVアニメ『転スラ』第3期OP主題歌
2024年12月 AlwayS NiziU 作詞・作曲・プロデュース なし
2025年4月 こたえあわせ てれび戦士 作詞・作曲・演奏 NHK Eテレ『天才てれびくん』MTK

提供数は決して多くありませんが、一曲ごとの完成度の高さと話題性は際立っています。

「私は最強」のストリーミング4億回再生超えや「Force」のTHE FIRST TAKEでのYouTube急上昇1位獲得など、提供先のアーティストにとっても代表曲級のヒットを生み出してきた点が特徴的です。

アイドルへの楽曲提供が多い理由と提供先の傾向

大森元貴の提供先を見渡すと、女性アーティストやアイドルグループが多数を占めていることに気づきます。

夢みるアドレセンス、私立恵比寿中学、ももいろクローバーZ、NiziUといったアイドルグループへの提供が目立つ一方、男性アーティストへの提供はKis-My-Ft2とTOMORROW X TOGETHERの2組にとどまっています。

この傾向について、音楽メディアでは大森自身のキーの高さとの関連性が指摘されています。

大森はハイトーンボイスを特徴とするボーカリストであり、楽曲を作る際にも自然と高めの音域設定になりやすいとされています。

結果として、女性ボーカルとの相性が良い楽曲が生まれやすいという見方が一般的です。

もう一つの特徴として、アイドルへの提供曲であっても「大森節」と呼ばれる独特のメロディラインや複雑なリズム構成が色濃く反映される傾向があります。

私立恵比寿中学への「シンガロン・シンガソン」について、音楽ファンの間では「キーを変えればそのままMrs. GREEN APPLEの楽曲に聞こえる」と語られることもあるほどです。

提供曲においても手を抜かず、バンドの楽曲と同じ水準のクオリティで制作に臨む姿勢が、多くのリスナーから高い支持を集めています。

各提供曲の制作エピソードと裏話

恋のエフェクトMAGIC(夢みるアドレセンス)

2017年1月にリリースされたこの楽曲は、大森元貴にとって初めてのアイドルへの楽曲提供であり、外部アーティストへの初の提供作品でもあります。

当時20歳の大森が手がけたポップチューンで、アイドルの持つ華やかさとMrs. GREEN APPLEらしいキャッチーなメロディが融合した一曲に仕上がっています。

初提供ながら、既に大森のソングライターとしての個性が明確に表れた作品として、ファンの間では記念碑的な位置づけとなっています。

シンガロン・シンガソン(私立恵比寿中学)

同じく2017年にリリースされた私立恵比寿中学への提供曲です。

大森本人は「自分たちの曲を書くのと同じように自由に作れた」とコメントしており、制作にあたって特別な制約を設けなかったことがうかがえます。

リリース時には当時のメンバーとの対談企画も実現しました。

音域の高低差が大きく、アイドルソングとしてはテクニカルな仕上がりとなっており、エビ中側も歌唱力が試される一曲として認識していたようです。

Force(TOMORROW X TOGETHER)

韓国の5人組ボーイズグループTOMORROW X TOGETHERに提供した楽曲で、TVアニメ『ワールドトリガー』2ndシーズンの主題歌に起用されました。

大森はラジオ番組でこの楽曲の制作裏話を語り、TXTのメンバーに合った曲作りを意識したことを明かしています。

TXTがYouTubeチャンネル『THE FIRST TAKE』で「Force」を披露した動画は、公開直後にYouTube急上昇1位を獲得するなど大きな反響を呼びました。

K-POPグループへの楽曲提供という新しい挑戦でありながら、「仲間で力を合わせて明日の向こうへ飛び出そう」という前向きなメッセージは、国境を越えて多くのリスナーに届いています。

私は最強(Ado)

2022年にリリースされた、大森元貴の楽曲提供の中で最も大きなヒットとなった楽曲です。

映画『ONE PIECE FILM RED』の劇中歌として、ウタ(Ado)が歌唱しました。

ストリーミング累計4億回再生を超え、ミュージックビデオの再生数も1.1億回を突破しています。

興味深いエピソードとして、Ado自身が「大森元貴の歌い方に似せて歌唱した」と公言している点が挙げられます。

編曲はMrs. GREEN APPLEと伊藤賢の共同で行われ、バンドサウンドの厚みとAdoの圧倒的な歌唱力が掛け合わさった仕上がりとなりました。

のちにMrs. GREEN APPLEによるセルフカバー版もリリースされ、「どちらが本家なのか」という議論がネット上で話題になりました。

正確な整理としては、先にAdoに提供された楽曲であるためAdo版が原曲、Mrs. GREEN APPLE版がセルフカバーという位置づけです。

大森は「頭のイントロの歌い上げ以外はほぼ変わっていない」とコメントしていますが、実際にはキメやフレーズに細かな違いがあり、聴き比べを楽しむファンも少なくありません。

レナセールセレナーデ(ももいろクローバーZ)

2024年6月にリリースされた、ももいろクローバーZへの提供曲です。

TVアニメ『転生したらスライムだった件 第3期』のオープニング主題歌第2弾に起用されました。

タイトルの「レナセール」はスペイン語で「生まれ変わる」を意味しています。

大森はこの楽曲について「難しい曲を書いてしまいました。

レコーディングの時に玉井さんと佐々木さんに文句を言われました」とコメントしており、提供曲のなかでも特に高い難易度を持つ作品として知られています。

ももクロのメンバーからは「割り振りや言葉の刻み方が本当に独特」という評価が寄せられ、先輩メンバーから後輩へ「めちゃくちゃ難しいからちゃんと聴きこんで行った方がいい」と助言があったというエピソードも残っています。

歌詞にはももクロのエピソードがさりげなく反映されており、提供先のアーティストへの深い理解と敬意がうかがえる一曲です。

AlwayS(NiziU)

2024年12月に先行配信された、NiziUの1stミニアルバム『AWAKE』収録のバラード曲です。

大森が作詞・作曲に加えてプロデュースまで手がけた作品で、NiziUメンバー9人の絆と、メンバーへの愛情を込めた楽曲として制作されました。

2025年1月にはNiziUと大森元貴がYouTubeチャンネル『THE FIRST TAKE』で共演し、ライブパフォーマンスを披露しています。

歌唱力の高さやコラボレーションの美しさに対して高い評価が寄せられた一方、NiziUのファンとMrs. GREEN APPLEのファンの間でコラボの組み合わせに対する意見が分かれる場面も一部で見られました。

ただし、楽曲そのものの質に対する評価は概ね好意的で、大森がプロデュースした楽曲としての完成度の高さが話題となりました。

こたえあわせ(てれび戦士)

2025年4月にNHK Eテレ『天才てれびくん』のMTKコーナーへ書き下ろされた楽曲です。

大森が子供の頃からてれび戦士に憧れていたことをSNSで発信したことがきっかけとなり、提供が実現しました。

作詞・作曲だけでなく、ドラム・ベース・ギターの演奏もすべて大森自身が担当しており、楽曲制作への深い関与が特徴的です。

2026年2月にリリースされたソロ1stミニアルバム『OITOMA』にはセルフカバー版が収録され、てれび戦士が歌うオリジナル版とはまた異なる表情を見せる仕上がりとなっています。

提供曲に共通する大森元貴の音楽的特徴

大森元貴の提供楽曲には、バンドの楽曲と共通するいくつかの音楽的特徴が見られます。

まず挙げられるのが、「ミセス節」とも呼ばれる独特のメロディラインです。

音があちこちに動く複雑なメロディ展開は提供曲にも一貫しており、シンプルなポップソングに収まらない奥行きのある楽曲が生まれやすい傾向にあります。

次に、音域の広さと高い難易度です。

前述のようにももいろクローバーZから「難しい」と言われるほどテクニカルな楽曲を書く傾向があり、提供先のアーティストの歌唱力を最大限に引き出す設計がなされています。

歌詞の面では、ポジティブとネガティブの両面を内包する世界観が特徴的です。

明るい曲調のなかにも切なさや葛藤を織り込むスタイルは、バンドの楽曲でも提供曲でも共通しています。

制作スタイルについても触れておくと、大森は「譜面も読めないし書けない」と公言しており、パソコンで打ち込みながら楽曲を制作しています。

集中すると1〜2時間で1曲を完成させることもあるという「飽き性」な制作スタイルが知られていますが、「途中で自分が飽きた楽曲にはいい曲がない」という独自の判断基準を持っており、短時間で仕上げるからといって質が落ちるわけではありません。

提供先のアーティストに合わせた歌詞やアレンジの配慮も見られ、ももクロへの提供曲にはグループのエピソードを反映させるなど、相手への理解を深めたうえで制作に臨んでいることがうかがえます。

楽曲提供の数が少ない理由と今後の展望

大森元貴の楽曲提供は、約8年間で10作品程度と決して多くはありません。

これは大森がMrs. GREEN APPLEの全楽曲を一人で作り続けていることと深く関係しています。

バンドでは作詞・作曲・編曲のすべてを担い、加えてアートワークやミュージックビデオのコンセプトまで手がけています。

2021年からはソロ活動も並行して行っており、2025年にはNHK連続テレビ小説『あんぱん』で作曲家・いずみたくをモデルとした役で俳優としても活躍しました。

2026年に入ってからはソロ活動5周年記念の1stミニアルバム『OITOMA』のリリースや、映画『90メートル』への主題歌書き下ろしなど、活動の幅はさらに広がっています。

Mrs. GREEN APPLEは2026年1月1日に「フェーズ3」を開幕し、2026年4月から7月にかけてスタジアムツアーを予定しています。

2026年3月時点では新たな外部アーティストへの楽曲提供に関する公式発表はありませんが、バンド・ソロ・俳優と活動領域が拡大し続けている状況を踏まえると、今後も提供の頻度は抑えられたものになる可能性が高いでしょう。

一方で、提供するたびに大きな話題と確かなヒットを生み出してきた実績があるため、次の提供曲がいつどのアーティストに届けられるのか、音楽ファンの注目は常に集まっています。

セルフカバーで楽しむ大森元貴の提供曲

大森元貴の提供曲のなかには、セルフカバーとしてリリースされた作品もあります。

最も知られているのが「私は最強」のセルフカバーです。

Adoに提供した原曲をMrs. GREEN APPLEとしてカバーし、アルバムに収録するとともにライブでも頻繁に披露しています。

大森はAdo版との違いについて「頭のイントロの歌い上げ以外はほぼ変わっていない」と語っていますが、実際にはキメやフレーズの処理に差があり、同じ楽曲でありながら異なる魅力を味わえると多くのリスナーが指摘しています。

もう一つのセルフカバーが「こたえあわせ」です。

てれび戦士に提供したオリジナル版と、2026年2月リリースのソロミニアルバム『OITOMA』に収録されたセルフカバー版では、子どもたちの歌声と大森のソロボーカルという歌い手の違いが楽曲の印象を大きく変えています。

このように、提供曲のセルフカバーを通じて一つの楽曲が持つ多面的な魅力を発見できる点も、大森元貴の楽曲提供を追いかける楽しみの一つです。

ただし、2026年3月時点でセルフカバーが確認されているのはこの2曲のみで、「シンガロン・シンガソン」や「レナセールセレナーデ」といった他の提供楽曲については、セルフカバーのリリースは発表されていません。

提供曲はサブスクで聴ける?配信状況まとめ

大森元貴の提供楽曲を聴きたいと思ったとき、気になるのがサブスクリプションサービスでの配信状況です。

結論から言えば、ほぼすべての提供曲が主要なストリーミングサービスで配信されています。

楽曲名 配信状況
恋のエフェクトMAGIC Spotify・Apple Music等で配信中
シンガロン・シンガソン Spotify・Apple Music等で配信中
ルラルララ Spotify・Apple Music等で配信中
Force Spotify・Apple Music等で配信中
私は最強 Spotify・Apple Music等で配信中
103 feat. motoki ohmori Spotify・Apple Music等で配信中
レナセールセレナーデ Spotify・Apple Music等で配信中
AlwayS Spotify・Apple Music等で配信中
こたえあわせ Spotify・Apple Music等で配信中
Øy 一般配信なし(アプリ内限定BGM)

唯一の例外が、ゲームアプリ『リヴリーアイランド』とのコラボで書き下ろされたBGM「Øy」です。

「Øy」はノルウェー語で「島」を意味し、コラボ期間中にアプリ内でのみ聴くことができた限定楽曲でした。

一般のストリーミングサービスでは配信されておらず、2026年3月時点でも公式な音源配信はありません。

なお、Spotifyなどでは「大森元貴 提供楽曲」としてまとめたユーザー作成プレイリストも存在しており、提供曲だけを集中して聴きたい場合に便利です。

まとめ:大森元貴の楽曲提供が示すソングライターとしての真価

  • 大森元貴は2017年から2025年までの約8年間で10作品の楽曲提供を行っている
  • Billboard JAPAN作詞家・作曲家チャートで3年連続1位を獲得した日本トップクラスのソングライターである
  • 提供先は夢みるアドレセンス、私立恵比寿中学、Kis-My-Ft2、TXT、Ado、ももいろクローバーZ、NiziU、てれび戦士と多岐にわたる
  • アイドルグループへの提供が多く、自身のハイトーンボイスに起因する高い音域設定が女性アーティストとの相性の良さにつながっている
  • 最大のヒット曲はAdoへ提供した「私は最強」でストリーミング累計4億回再生を超えている
  • 提供曲にも「ミセス節」と呼ばれる独特のメロディラインや高い難易度が一貫して反映される
  • ももクロへの「レナセールセレナーデ」では提供先から「難しい」と言われるほどのテクニカルな楽曲を制作している
  • 「私は最強」と「こたえあわせ」の2曲はセルフカバーとしてもリリースされている
  • 提供数が少ない理由はバンド・ソロ・俳優と多方面で活動する多忙さにある
  • 「Øy」を除くほぼ全ての提供楽曲が主要サブスクリプションサービスで配信されている
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