Mrs. GREEN APPLEのフロントマンである大森元貴が、NHK紅白歌合戦でどのようなパフォーマンスを見せてきたのか気になっている方は多いのではないでしょうか。
2023年の初出場からわずか3年で白組大トリという大役を任されるまでに至った軌跡は、音楽シーンにおいても異例のスピードです。
紅白だけでなくレコード大賞やCDTVカウントダウンライブといった年末の主要音楽番組を横断する活躍ぶりも注目を集め、「大森元貴の年末は一体どうなっているのか」という声がSNSを中心に広がりました。
この記事では、大森元貴の紅白歌合戦における全出場歴の詳細、各年のパフォーマンス内容、視聴率データ、視聴者からの評判、さらには番組をめぐって議論となったトピックまでを網羅的に解説していきます。
大森元貴とは?Mrs. GREEN APPLEのフロントマンの経歴
大森元貴は1996年9月14日生まれ、東京都西東京市出身の音楽家です。
ロックバンドMrs. GREEN APPLEのボーカルとギターを担当し、全楽曲の作詞・作曲・編曲までを一手に引き受けています。
小学6年生のときに初めて楽曲制作を行い、2013年にMrs. GREEN APPLEを結成しました。
2015年7月、ミニアルバム「Variety」でメジャーデビューを果たしたときの年齢はわずか18歳でした。
2020年7月に「フェーズ1完結」を宣言してバンドは一時活動を休止しますが、約1年8か月の期間を経て2022年3月に現在の3人体制で「フェーズ2」を開幕させています。
ソロアーティストとしても2021年にデビューし、絵本「メメント・モリ」の出版や、2025年公開の映画「#真相をお話しします」での主演など、音楽の枠を超えたマルチな活動を展開してきました。
2025年にはNHK連続テレビ小説「あんぱん」で作曲家いせたくや役を演じ、俳優としても高い評価を得ています。
プロの声楽家122人が選ぶ「歌が上手い歌手ランキング」30代以下部門では1位を獲得しており、音楽の専門家からも歌唱力を認められたボーカリストです。
大森元貴の紅白歌合戦 全出場歴一覧
Mrs. GREEN APPLEの紅白歌合戦出場は2023年から始まり、2025年まで3年連続で選出されています。
回を追うごとに役割が大きくなっていった点が特徴的で、初出場からわずか2年で大トリを任されるという紅白の歴史においても異例の抜擢でした。
以下に全出場歴をまとめます。
| 回 | 年 | 歌唱曲 | ポジション | 特記事項 |
|---|---|---|---|---|
| 第74回 | 2023年 | ダンスホール | 後半トップバッター | 初出場 |
| 第75回 | 2024年 | 青と夏〜ライラック 紅白SP | 白組中盤 | ディズニー企画にソロ出演 |
| 第76回 | 2025年 | GOOD DAY | 白組大トリ | ロックバンド史上初の大トリ |
注目すべきは、大森元貴個人としてはバンドの歌唱枠に加えて、特別企画やコラボレーションにも毎年出演している点です。
2024年はディズニーメドレー企画でLE SSERAFIMのSAKURAとのデュエット、2025年は朝ドラ「あんぱん」のスペシャルステージでのソロ歌唱と、紅白における存在感は年々増しています。
第74回(2023年)紅白初出場「ダンスホール」のパフォーマンス
2023年11月の出場歌手発表会見で、Mrs. GREEN APPLEの初出場が明らかになりました。
結成10周年という節目のタイミングでの選出に、大森元貴は「夢が叶ったと同時に一度初心に戻れた」と喜びを語っています。
歌唱曲は「ダンスホール」で、後半のトップバッターとして登場しました。
後半の口火を切るこのポジションは、勢いのあるアーティストに任されることが多く、Mrs. GREEN APPLEの高いエンターテインメント性が買われた人選だったといえるでしょう。
パフォーマンスでは躍動感あふれるステージを展開し、初出場とは思えない堂々とした姿が多くの視聴者の印象に残りました。
この初出場が、翌年以降の紅白での飛躍的な活躍の起点となっています。
第75回(2024年)ディズニー企画でSAKURAとコラボした舞台裏
2024年の第75回紅白歌合戦では、Mrs. GREEN APPLEとして「青と夏〜ライラック 紅白SP」をメドレー形式で披露しました。
「ライラック」は同年のレコード大賞を受賞した楽曲でもあり、年末の音楽番組を席巻した一曲です。
CDTVライブ!ライブ!のカウントダウンスペシャルでもMrs. GREEN APPLEは出演しており、紅白と合わせて年末の音楽番組を横断する多忙なスケジュールをこなしていました。
さらに注目を集めたのが、特別企画「ディズニーファンタジーメドレー」への大森元貴のソロ出演です。
東京ディズニーシーの新テーマポートから、LE SSERAFIMのSAKURAと映画「塔の上のラプンツェル」の挿入歌「輝く未来」をデュエットしました。
ラプンツェルのキャラクターに扮した二人が見つめ合いながら歌う映像はSNSで大きな話題となり、「リアルラプンツェル」「幻想的で惹き込まれた」といった反響が数多く寄せられています。
大森は後日のラジオで、SAKURAが非常に緊張していたことに触れ、「とにかくこういうのは恥ずかしがっちゃったらダメなんだ」と声をかけたエピソードを明かしました。
男女のコラボについて「恥ずかしいが勝っちゃうんだけど」と照れながらも、プロとしてパフォーマンスに集中した姿勢がうかがえます。
またこの年は、リハーサルに祖父から受け継いだはんてん姿で登場したことも話題になり、これが翌年へと続く紅白の恒例行事となっていきました。
第76回(2025年)ロックバンド史上初の紅白大トリの全貌
大トリ決定の経緯と「GOOD DAY」に込めた思い
2025年の第76回紅白歌合戦で、Mrs. GREEN APPLEは白組の大トリに選ばれました。
紅白76回の長い歴史の中で、ロックバンドが大トリを務めるのは史上初の快挙です。
この年のMrs. GREEN APPLEは国内ストリーミング総再生数が史上初の100億回を突破し、年末時点では110億回にまで到達していました。
Billboard JAPANの年間ストリーミングチャートではトップ5を同一アーティストが独占するという前例のない記録も樹立しています。
オリコン年間ランキングでは期間内売上が史上最高の100億円を超え、デジタル部門でも2年連続1位を獲得するなど、名実ともに日本の音楽シーンの頂点に立っていました。
歌唱曲に選ばれた「GOOD DAY」について、大森元貴は「この楽曲は日本を明るくするというコンセプト、願いで作った曲です」と語っています。
「大みそかを明るく照らし、皆さんの心を一つにつなぐパフォーマンスを届けることができれば」という言葉には、大トリという重責に対する覚悟と誠実さがにじんでいました。
あんぱんスペシャルステージでのソロ歌唱が圧巻だった理由
第76回紅白歌合戦の後半は、NHK連続テレビ小説「あんぱん」のスペシャルステージから幕を開けました。
大森元貴は劇中で演じた作曲家いせたくや役としてステージに立ち、「見上げてごらん夜の星を」をソロで歌い上げています。
この楽曲のモデルとなったのは、いずみたくが作曲した昭和の名曲です。
大森は朝ドラの撮影を通じていずみたくの音楽に深く共感したと語っており、単なるカバーではなく役柄への理解を反映した歌唱となりました。
さらに「手のひらを太陽に」「アンパンマンのマーチ」の歌唱にも参加し、出演者や会場全体と一体になったステージを展開しています。
視聴者からは「圧巻の歌声」「鳥肌が立った」という反響が相次ぎ、音楽専門メディアでも「言葉の立ち上がりが鮮烈で、感情として放たれる瞬間に強い説得力がある」と高く評価されました。
オープニングの「放送100年 紅白スペシャルメドレー」での「夢であいましょう」、あんぱんステージ、そして大トリと、一人のアーティストがこれほど多くの場面に登場する紅白は極めて珍しく、「ずっと出ているのがすごい」という声も多く見られたのは当然のことでしょう。
水色スーツと投げキスで締めくくったフェーズ2のラスト
大トリのステージでは、パステルカラーの水色スーツに身を包んだMrs. GREEN APPLEの3人がバックダンサーとともに登場しました。
歌唱直前、大森はVサインを決めながら「今年もどうもありがとうございました!来年も皆様がステキな日々を過ごせるように歌います!」と呼びかけ、会場のボルテージを最高潮に引き上げています。
「GOOD DAY」のパフォーマンスでは、出演アーティストや観客席と一体になった祝祭感あふれるステージが繰り広げられました。
NHKホール全体が幸福な雰囲気に包まれる中、大森は投げキスで華々しくフィナーレを飾っています。
このパフォーマンスは、2025年12月31日をもって完結するMrs. GREEN APPLEの「フェーズ2」にとって最後のステージでもありました。
デビュー10周年のメモリアルイヤーを紅白大トリで締めくくり、翌2026年1月1日から「フェーズ3」が開幕するという、バンドの節目を象徴する一夜だったのです。
2026年1月のインタビューで大森は、「GOOD DAY」を制作していた段階で紅白の白組トリで歌う映像が頭に浮かんでいたと振り返り、「作るときに画が浮かんで、それが現実になって…本当にうれしい」と明かしています。
紅白の視聴率データと大森元貴への視聴者の反響
第76回紅白歌合戦の平均世帯視聴率は35.2%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)で、前年から大幅に回復した数字を記録しました。
歌手別の視聴率では、Mrs. GREEN APPLEは37.1%を獲得し、出場歌手の中で2位にランクインしています。
画面注視データの分析でも、深夜帯にもかかわらず大森元貴の歌唱場面では高い注目度が確認されました。
視聴者からの反響は主にSNSで大きな広がりを見せています。
あんぱんスペシャルステージでのソロ歌唱に対しては「圧巻」「鳥肌が立った」という賞賛の声が数多く投稿されました。
また「最後の結果発表後の第一声が”大森さん”だったのは笑った」というユーモアを交えた感想も飛び交い、紅白全体を通じて大森元貴の存在感の大きさが際立ったことを物語っています。
白組の2年連続優勝が発表された瞬間には、大森が「良かったです!嬉しい~!」と声を張り上げて喜ぶ姿が映し出され、多くの視聴者の心をつかみました。
紅白で議論を呼んだ「松田聖子の順番問題」とミセスの立場
第76回紅白歌合戦で最も議論を呼んだトピックの一つが、Mrs. GREEN APPLEの大トリ直後に松田聖子が「特別枠」として歌唱した件です。
12月26日の曲順発表ではMrs. GREEN APPLEが白組大トリとして番組の最後を飾ることが公表されていました。
しかし12月28日になって、5年ぶり25回目の出場となる松田聖子がミセスの後に歌唱することが追加で発表されたのです。
事実上の「大大トリ」ともいえるこの演出に対し、SNSでは「ミセスの大トリの意味が薄れるのではないか」「後出し発表にモヤッとする」という意見が一定数見られました。
一方で「松田聖子の5年ぶりの復帰は特別なものだ」と理解を示す声もあり、双方の意見が交差する形となっています。
結果的に松田聖子の歌手別視聴率は39.9%で全出場者トップとなり、Mrs. GREEN APPLEの37.1%を上回りました。
Mrs. GREEN APPLEのメンバーやファンにとって、ロックバンド史上初の大トリという快挙に水を差すような形になった点は否めません。
ただし、NHKとしては放送100年の節目に「世代を超えた音楽のつながり」を演出する意図があったとも考えられ、番組全体の構成としての評価は分かれるところです。
紅白リハーサル恒例の「はんてん姿」が愛される理由
大森元貴の紅白リハーサルにおけるはんてん姿は、2024年の初登場以来、ファンの間で年末の風物詩となっています。
2024年の第75回リハーサルでは、祖父から受け継いだ私物のはんてんを着用して登場しました。
「制作時であったり本当に自宅でいつも着ている」と語ったこのエピソードは、トップアーティストの飾らない素顔として注目を集めています。
2025年の第76回リハーサルでも2年連続ではんてん姿で現れましたが、今回はMrs. GREEN APPLEのオフィシャルロゴ入りの緑色のはんてんに変わっていました。
「昨年は祖父のはんてんだったけど、今年は公式ではんてんを作りました」という説明に、ファンからは「去年とは違う」「公式はんてんだったとは」と驚きの声が上がっています。
レッドカーペットでのはんてんと黒縁メガネの組み合わせには「かわいい」という反応が殺到し、紅白の公式SNSに投稿された動画も広く拡散されました。
Mrs. GREEN APPLEのオフィシャルストアではBEAMSとのコラボレーションによる「IMAGINATION HANTEN」も販売されており、紅白をきっかけにはんてんがバンドのアイコン的アイテムとして定着しつつあります。
「3人で着てくると引かれちゃうかなって。
僕一人でもドキドキしちゃうので」と照れ笑いした大森の姿は、華やかな紅白の舞台裏におけるほほえましい一幕として語り継がれています。
紅白以外の年末音楽番組での大森元貴の活躍
大森元貴と Mrs. GREEN APPLEの年末の活躍は、紅白歌合戦だけにとどまりません。
レコード大賞においても存在感を発揮しており、2023年に「ケセラセラ」で大賞を受賞した際には大きな話題となりました。
2024年にも「ライラック」で2年連続の大賞を受賞し、令和を代表するアーティストとしての地位を確固たるものにしています。
CDTVライブ!ライブ!のカウントダウンスペシャルにも継続的に出演しており、年末年始の音楽番組を横断する姿は毎年の恒例となりました。
特に2025年の大みそかから元日にかけては、レコード大賞のステージに立った翌日に紅白で複数回の出演をこなすという超過密スケジュールだったことが知られています。
一方で、年末の音楽特番が集中する時期に複数の番組を掛け持ちするスタイルには、生放送ならではのハプニングへの懸念も存在します。
過去にはCDTVの生放送中に他のアーティストが予期せぬトラブルに見舞われた事例もあり、年末の音楽番組における放送事故は視聴者の関心が高いトピックの一つです。
Mrs. GREEN APPLEについてはそうした事故もなく、安定したパフォーマンスで番組を盛り上げてきた実績が、大トリ抜擢の信頼感につながったと考えられます。
突発性難聴を乗り越えた大森元貴の紅白への道のり
大森元貴が2024年1月に突発性難聴と診断されたことは、多くのファンに衝撃を与えました。
1月19日に左耳が聞こえづらい症状が現れ、翌日の受診で正式に診断を受けています。
治療中には「かなり気持ちが不安定で落ちている」と心境を吐露する場面もありましたが、コンディションと相談しながら活動を継続する道を選びました。
当時はアリーナツアーの真っ只中でしたが、メンバーの若井滉斗と藤澤涼架は「本人がやるんだと言っている以上、なおさら頑張るしかないでしょう」と支え、3人の絆でツアーを完走しています。
この経験を経て迎えた2024年末の紅白では、ディズニー企画でのソロ歌唱やメドレーパフォーマンスを問題なくやり遂げました。
さらに2025年の紅白では大トリとあんぱんステージの両方で圧巻の歌声を披露しており、健康面での不安を感じさせないパフォーマンスだったといえます。
困難な状況に直面してもステージに立ち続けた姿勢は、多くの視聴者やファンの心に深く刻まれています。
フェーズ3開幕と2026年以降の紅白出場の展望
Mrs. GREEN APPLEは2025年10月16日のYouTube生配信で、同年12月31日をもって「フェーズ2」を完結させ、2026年1月1日から「フェーズ3」を開幕すると発表しました。
ファンの間で「また活動休止するのではないか」という不安の声もありましたが、「活動休止期間は設けない」「メンバー編成は変わらない。
大森、若井、藤澤の3人で活動を続けていく」と明言しています。
フェーズ2のラストパフォーマンスが紅白の大トリだったという事実は、バンドの歴史においても特別な意味を持っています。
2026年1月3日にはNHK-FMで朝ドラ「あんぱん」のスピンオフオーディオドラマ「さいごのうた」が放送され、大森がいせたくや役で主演を務めました。
NHKとの良好な関係性がうかがえるこの展開は、2026年以降の紅白出場にも好材料です。
ストリーミング再生数110億回超え、5大ドームツアーでの55万人動員、年間売上100億円超えという実績を持つMrs. GREEN APPLEが、フェーズ3でどのような進化を見せるのかに大きな注目が集まっています。
紅白歌合戦への4年連続出場が実現するかどうかは、2026年末の音楽シーンを占う一つの指標となるでしょう。
まとめ:大森元貴の紅白歌合戦における軌跡と今後の期待
- 大森元貴は1996年生まれ、Mrs. GREEN APPLEのボーカル兼全楽曲の作詞・作曲・編曲を担うフロントマンである
- 紅白歌合戦には2023年の第74回から3年連続で出場し、初出場からわずか2年で大トリを任された
- 第74回では「ダンスホール」を後半トップバッターとして披露し、初出場ながら強い印象を残した
- 第75回ではLE SSERAFIMのSAKURAとディズニー企画でデュエットを行い、SNSで大反響を呼んだ
- 第76回ではロックバンド史上初の大トリとして「GOOD DAY」を歌い、投げキスで華々しくフィナーレを飾った
- あんぱんスペシャルステージで「見上げてごらん夜の星を」をソロ歌唱し、「圧巻」「鳥肌が立った」と高い評価を得た
- 大トリ直後に松田聖子が特別枠で歌唱した「順番問題」は視聴者の間で議論を呼んだ
- リハーサルでのはんてん姿は2年連続の恒例となり、ファンから愛されるアイコンに定着した
- 2024年1月の突発性難聴を乗り越え、紅白では安定した歌唱力を披露し続けている
- フェーズ3では活動休止なく3人体制を継続し、2026年以降の紅白出場にも期待が高まる

