俳優・小関裕太さんが、ディズニー映画でついに声優デビューを果たしました。
2024年12月に公開された『モアナと伝説の海2』で演じたのは、モアナとマウイに心酔する”伝説オタク”の青年・モニ。
オーディションによる大抜擢、アメリカ本国を含む審査を経ての参加決定と、その経緯からして異例ずくめです。
ディズニー作品への出演は、小関さんが長年温めてきた夢でもありました。
「歌うキャラクターの声優はずっと夢だった」という言葉の通り、今回の参加はキャリアの集大成とも言える挑戦。
本記事では、モニというキャラクターの魅力から、オーディションの経緯、声域克服のエピソード、劇中歌への参加まで、小関裕太さんのモアナ2での活動を余すところなくお伝えします。
小関裕太はモアナと伝説の海2でどんな役を演じている?
モニとはどんなキャラクター?その性格と作品内での役割
モニは、モアナとマウイのことを”推し”として敬愛する青年です。
島の歴史や神話に精通し、鋭い観察眼を持っていることが特徴。
体格がよく、好奇心旺盛で、ポジティブかつユーモラスな人物として描かれています。
作品の中でモニが担っているのは、単なる仲間のひとりという枠を超えた役割です。
モアナたちの冒険物語を前に進めるストーリーテラーとしての機能を持ち、情報量の多いセリフを担当することも少なくありません。
モアナと同世代でありながら、彼女への強い憧れを胸に秘めている——そのアンビバレントな感情が、キャラクターの奥行きを生んでいます。
小関さん自身は、モニの心理についてこう分析しています。
「モアナとは同世代だけど、すごいなという尊敬も含めた憧れがある。
自分もモアナみたいになりたいけれど、憧れが強すぎてそんなことは言えない、という気持ちがあるのではないかと思いながら演じていました」(共同通信インタビュー、2024年12月)。
その繊細な感情の機微が、モニというキャラクターを記憶に残る存在にしています。
モニの声がなぜ小関裕太に決まったのか?オーディションの経緯
参加のきっかけは、一般的なオーディションへの挑戦でした。
アメリカ本国での審査も含む厳しい選考プロセスを経ての抜擢であり、小関さん自身は「まさか受かるとは思っていなかった」と振り返っています。
合格の連絡を受けた瞬間の喜びは相当なものだったようで、「マネジャーから受かったと連絡がきたときはものすごくうれしかった」とコメント。
その一方で、「できる限りの事前準備はしていきましたが、その時に出せるものだけ、瞬発力だけを試された」とも語っており、準備と即興性の両方が求められる場だったことがうかがえます。
本国の審査担当者から「モニの役に合っている」と声を評価してもらえたことが、抜擢の決め手になりました。
29歳という節目の年に届いたディズニーからのオファー。
小関さんはこれを「29年間いろんなチャレンジをさせてもらって、苦手も克服してきたことへのご褒美みたいな作品」と表現しています。
モアナ2の日本版声優キャスト一覧とそれぞれの担当キャラ
『モアナと伝説の海2』の日本語吹き替え版には、個性豊かな声優陣が集結しています。
| キャラクター名 | 担当声優 | キャラクターの特徴 |
|---|---|---|
| モアナ | 屋比久知奈 | 海に選ばれた少女。前作から続投 |
| マウイ | 尾上松也 | 風と海の守り神・半神半人の英雄。前作から続投 |
| モニ | 小関裕太 | モアナとマウイの大ファン・伝説オタクの青年 |
| ロト | 鈴木梨央 | 天才肌の頼れる船大工の少女 |
| ケレ | 山路和弘 | 植物を愛する料理担当の老人 |
| マタンギ | ソニン | 謎めいた存在感を持つキャラクター |
| シメア | 増留優梨愛 | 新たな仲間のひとり |
| タラおばあちゃん | 夏木マリ | モアナを見守る存在 |
前作からモアナ役の屋比久知奈さん、マウイ役の尾上松也さんが続投する一方、小関さんをはじめとする新キャラクターの声優陣が新たに加わりました。
俳優・歌手・声優と多彩なバックグラウンドを持つキャスト陣が集まっている点も、本作の大きな魅力のひとつです。
小関裕太のディズニー声優初挑戦はどんな経験だった?
ディズニー作品への出演はずっとの夢だった?本人のコメントまとめ
小関さんがディズニーに特別な思いを抱いてきたのは、芸能界を目指したきっかけにまで遡ります。
幼少期に映画『メリーポピンズ』に魅了されて芸能界へ飛び込んだという小関さんにとって、ディズニー作品への出演はひとつの原点回帰でもありました。
「歌うキャラクターの声優はずっと夢だったんです」という言葉が、その思いの強さを物語っています。
自身のオフィシャルブログ(2025年2月)では、「ディズニー作品に声優として参加するという夢が叶いました。
マウイとモアナに憧れる『モニ』として出た旅は、ものすごくエキサイティングで、ストーリーの中でも、私生活でも様々語りたくなる沢山の経験をすることができました」と綴っています。
単に声を当てるという作業を超えて、モニとともに旅をするような感覚を得た——それが小関さんにとってのモアナ2での体験だったようです。
実写俳優とアニメ吹き替えの違いとは?小関裕太が語った苦労
声優の仕事は、実写俳優の延長線上にはない。
小関さんは複数のインタビューでこの点を強調しています。
「演技をするという点では同じなのですが、実際は全く違うものだと思います。
声優は声が全て」というコメントは、初挑戦だからこそ気づけたリアルな感覚です。
実写であれば、表情や体の動き、目線といった非言語情報が演技を補ってくれます。
ところがアニメの吹き替えでは、声だけがすべての表現手段になります。
小関さんが直面したのは、「実写なら伝わるものが、アニメーションに乗せるとただテンションが低くて聞きとりにくい声になる」という課題でした。
暗いシーンの暗いセリフであっても、割とパワフルに表現しないと声が乗らないことがある——こうした技術的な発見を積み重ねながら、収録に臨んだといいます。
「アニメーションに合ったイントネーションや声があると思うので、全く違う職業のように感じます」というコメントは、声優という仕事への敬意の表れとも読み取れます。
モニ役で求められた声域の広さという壁をどう乗り越えたか
モニというキャラクターは、感情の振れ幅がとても大きい人物です。
興奮すると声が高くなり、歌の終盤では低音域が求められる。
つまり声域の幅がとても広く、それが演じる上での最大のハードルになりました。
もともと小関さんは「高い声の方が出しやすく、真ん中や低い音が得意ではなかった」と語っています。
この課題と向き合うため、小関さんが選んだアプローチはユニークです。
父親と頻繁にカラオケへ出かけ、「どこの部分が響いてこの音が出ているのか調べたい」と体を触りながら観察したり、自分の骨格の中での舌の使い方を研究したりと、独自のトレーニングを積み重ねてきました。
加えて、近年積極的に取り組んできた数多くのミュージカル出演が、声域拡張に大きく貢献したといいます。
「時間はかかりましたが、少しずつ見えてくる。
このやり方だったからこそ、苦しかった声域の壁を乗り越えられた」という言葉は、焦らず自分のペースで克服してきた証です。
今じゃなかったらこのチャンスは舞い込んでこなかった、とも本人は振り返っています。
小関裕太がモアナ2で歌う楽曲の見どころは?
モニ役として参加した劇中歌とはどんな曲?
モアナ2の日本版では、小関さんもモニとして劇中歌の歌唱を担当しています。
なかでも注目を集めたのが「最高の世界」です。
屋比久知奈さん(モアナ役)、鈴木梨央さん(ロト役)、山路和弘さん(ケレ役)とともに歌い上げるこの楽曲は、公式YouTube映像として公開され、73万8千回以上の再生数を記録しています(2025年時点)。
劇中歌全体の音楽は、グラミー賞受賞歴を持つアビゲイル・バーロウ、エミリー・ベアー、オペタイア・フォアイ、マーク・マンシーナが担当しており、ポリネシアの伝統的な音楽要素とポップなサウンドが融合した楽曲群が揃っています。
小関さんはジャパンプレミアでのイベントで劇中歌をイチオシとして挙げ、「誰が一番最初に歌えるようになるか、早く体験して」とファンに呼びかけるほど、楽曲への自信と愛着を示していました。
ジャパンプレミアでのライブ歌唱はどんな内容だった?
2024年11月28日に開催されたジャパンプレミアは、日本版声優陣が一堂に会した特別な場でした。
屋比久知奈さん、小関裕太さん、鈴木梨央さん、ソニンさんの4名が舞台に立ち、劇中歌をライブで歌唱。
観客を前にした生歌唱という、声優としての発表の場としても印象的なイベントになりました。
会場では、鈴木梨央さんがラップに初挑戦する一幕も。
そのユニークなシーンに屋比久さんと小関さんが笑いをこらえきれない様子が見られ、チームとしての和やかな空気がにじんでいました。
「スペシャル歌唱映像」として映像も公開されており、キャスト陣の歌声とともに劇中の世界観を体感できる内容になっています。
映画本編を見た後に改めてこの映像を見ると、キャラクターへの理解が深まる楽しさがあります。
日本版サウンドトラックはどこで聴ける?配信情報まとめ
『モアナと伝説の海2』の日本版オリジナル・サウンドトラックは、2024年12月6日(映画公開日)よりデジタル配信がスタートしました。
各種ストリーミングサービスで聴くことができ、「最高の世界」をはじめとした日本版声優陣による吹き替え楽曲も収録されています。
映画自体はディズニープラスで見放題の独占配信中のため、楽曲と映像の両方を手軽に楽しめる環境が整っています。
サウンドトラックを先に聴いてから映画を鑑賞するという楽しみ方も、ファンの間では人気です。
特に小関さんが演じるモニの歌唱パートは、キャラクターの感情と声が一体化した場面として注目されています。
ストーリーと音楽の両方を味わいたい場合は、ディズニープラスでの視聴がおすすめです。
小関裕太とはどんな俳優?経歴とディズニーとの関わり
子役デビューから現在までの活動経歴を時系列で整理
小関裕太さんは、1995年6月8日生まれ、東京都出身。
血液型はAB型、身長は180cmです。
芸能事務所アミューズに所属し、2003年に子役としてCMやドラマ出演からキャリアをスタートさせました。
| 時期 | 主な出来事 |
|---|---|
| 2003年 | アミューズ(アミューズモデルス)所属、芸能界デビュー |
| 2004年 | TBSドラマ『月曜ミステリー劇場』で初のドラマ出演 |
| 2006〜2008年 | NHK『天才てれびくんMAX』のてれび戦士として活躍 |
| 2006年 | 映画『親指さがし』で映画初出演 |
| 2010年〜 | ミュージカルへの出演を本格化、舞台活動を拡大 |
| 2014年 | ドラマ『ごめんね青春!』などで注目を集める |
| 2024年 | 映画『モアナと伝説の海2』でディズニー声優デビュー |
| 2025年 | 複数のテレビドラマに出演、俳優活動を継続 |
子役時代から積み上げてきた演技経験と、長年のミュージカル活動で磨かれた歌声。
この二つが掛け合わさったことで、モニ役という難しいポジションを見事に体現できたといえます。
ディズニーへの憧れはいつから?芸能界入りのきっかけ
小関さんが芸能界を志したきっかけは、幼い頃に観た映画『メリーポピンズ』との出会いでした。
ディズニー映画が持つ夢のある世界観と、歌と物語が溶け合う表現の豊かさに心を動かされたことが、俳優を目指すきっかけになったといいます。
つまり、小関裕太という俳優の出発点にはディズニーがあった。
その意味で、今回のモアナ2への参加は単なる仕事の一つではなく、キャリアの原点に触れるような出来事でもあったわけです。
「29年間の積み重ねへのご褒美」という言葉の重みは、この背景を知ることでより深く伝わってきます。
幼少期の憧れが、オーディションという正面突破によって現実になった。
この経緯は、小関さんのファンだけでなく、夢に向かって努力を続けるすべての人に刺さるエピソードです。
モアナ2以降の活動と注目すべき最新出演作
モアナ2を経て、小関さんの俳優としての活動はさらに幅広くなっています。
2025年以降のドラマ出演を見ると、『相続探偵』(2025年1月)、『いつか、ヒーロー』(2025年4月)、『波うららかに、めおと日和』(2025年4月)、『ひとりでしにたい』(2025年6月)、『君としたキスはいつまでも』(2025年11月)と、複数の作品に立て続けに出演しています。
声優という新たな武器を手に入れた今、今後のキャリアにどう活かしていくかも注目点のひとつです。
ミュージカル俳優としても実績を持ち、歌・演技・声優と多面的な表現ができる俳優として、業界内での存在感は確実に増しています。
モアナ2での挑戦が、小関さんのキャリアにとってひとつの転換点になったことは間違いないでしょう。
モアナと伝説の海2の作品概要と注目ポイントを総まとめ
前作からの続編としてストーリーはどう展開する?
『モアナと伝説の海2』の舞台は、前作から3年後の世界です。
故郷の島を救ったモアナは、ある伝説を知るところから新たな冒険へと踏み出します。
かつて人々は海でつながり合っていたが、人間を憎む嵐の神によって引き裂かれてしまった——その呪いを解くため、モアナは再び海へ出ることを決意します。
マウイや、モニ・ロト・ケレといった新たな仲間とともに繰り広げられる冒険は、前作より多様なキャラクターが絡み合う群像劇的な展開が特徴です。
監督はデイブ・デリック・ジュニア、ジェイソン・ハンド、デイナ・ルドゥ・ミラーの3名体制で制作されており、壮大なスケールの物語とディズニーならではの映像美が融合した作品になっています。
映像・音楽・ストーリーそれぞれの評価はどうだった?
映画.comやFilmarksなど国内の映画レビューサイトでの反応を見ると、評価の傾向にはっきりとした傾向があります。
映像美と音楽については、高い評価が集中しています。
ポリネシアの海を舞台にした色鮮やかなビジュアルと、グラミー賞受賞者たちが手がけた楽曲群は「観るだけでも価値がある」という声が多く聞かれます。
一方でストーリー面については、「前作と比べてやや予測可能」「新キャラクターが多い割に掘り下げが浅い」という意見も一定数存在します。
総合的には「安定した続編」として評価されており、ファミリー層を中心に幅広い層が楽しめる作品に仕上がっているという見方が一般的です。
モニの歌唱シーンを含む音楽パートへの評価は特に高く、「歌だけで何度も聴ける」という声も多く見られます。
ディズニープラスでの配信情報と視聴方法
劇場公開後、『モアナと伝説の海2』はディズニープラスにて見放題の独占配信がスタートしています。
ディズニープラスの会員であれば、追加料金なしでいつでも視聴可能です。
日本語吹き替え版と字幕版の両方で楽しめるため、小関さんをはじめとした日本版声優陣の演技を堪能したい場合は吹き替え版を、オリジナルの英語音声を楽しみたい場合は字幕版を選ぶとよいでしょう。
一度劇場で鑑賞した方も、配信版で改めて音楽やキャラクターのセリフに集中して楽しむという二度見の楽しみ方が広まっています。
なお、2026年7月10日にはオリジナル映画の公開10周年を記念した新作の公開も予定されており、シリーズ全体への関心は継続して高まっています。
モアナ2を機にシリーズを初めて知った方は、前作から順番に追うことで世界観がより深く理解できます。
まとめ:小関裕太とモアナ2の完全ガイド
- 小関裕太はオーディションを経て、映画『モアナと伝説の海2』でモニ役の日本版声優に抜擢された
- モニはモアナとマウイを深く敬愛する伝説オタクの青年で、作品内のストーリーテラー的な役割も担っている
- ディズニー作品への参加は小関裕太が幼少期から抱いてきた夢であり、29年間の積み重ねが実を結んだ仕事と本人が語っている
- アニメの吹き替えは実写演技と全く異なる表現技術が求められ、声域の広さという技術的課題にも直面した
- 低音域の克服には、父親との観察を活用したカラオケトレーニングや、長年のミュージカル活動が大きく貢献した
- 劇中歌「最高の世界」への参加でジャパンプレミアでもライブ歌唱を行い、YouTubeでの公式映像は73万回以上の再生を記録している
- 日本版サウンドトラックは2024年12月6日よりデジタル配信中で、各種ストリーミングサービスで聴ける
- 映画への評価は映像美・音楽が特に高く、ストーリー面については賛否が分かれる傾向がある
- 映画はディズニープラスで見放題独占配信中であり、日本語吹き替え版・字幕版の両方で視聴可能
- 2025年以降も複数のドラマ出演が続いており、声優という新たな武器を加えた小関裕太の今後の活躍が注目される

