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シャネルズの事件・不祥事の真相!改名理由とメンバーの現在を解説

シャネルズ(ラッツ&スター)といえば、80年代を席巻した伝説のドゥーワップグループですが、検索エンジンにグループ名を入力すると「事件」「不祥事」といった不穏なキーワードが表示されることに驚く方も多いのではないでしょうか。

「デビュー直後に起きた事件とは具体的に何だったのか?」「田代まさしの度重なる逮捕と混同していないか?」「なぜ人気絶頂期に改名したのか?」といった疑問の答えは、グループの長い歴史の中に複雑に絡み合っています。

この記事では、過去の報道記録や事実に基づき、1980年の集団不祥事の真相から、改名にまつわる噂の検証、黒塗りパフォーマンスの是非、そして2025年時点でのメンバーの現在までを網羅的に解説します。

誤解されがちな情報の真偽を正しく整理し、彼らが歩んできた波乱万丈な軌跡を深く理解するための手助けとなるでしょう。

目次

1980年シャネルズ事件の真相とは?不祥事の内容と関与したメンバー

シャネルズがデビューし、爆発的な人気を得た直後の1980年に起きた不祥事は、グループの存続を揺るがす大きな出来事でした。

しかし、現在では後述する田代まさし氏の個人的な事件と記憶が混同されているケースも少なくありません。

ここでは、当時世間を騒がせた「1980年の事件」について、事実関係を正確に整理します。

群馬公演後に起きた「未成年ファンとのわいせつ行為」の詳細

1980年、デビュー曲「ランナウェイ」がミリオンセラーを記録し、社会現象となっていた最中に事件は発覚しました。

事件の内容は、群馬県高崎市でのコンサート終了後、宿泊先となっていた埼玉県本庄市の旅館で起きたものです。

一部のメンバーが、興行主を通じて知り合った当時16歳の未成年ファン2名を旅館に招き入れ、わいせつな行為に及んだとされています。

この事実は瞬く間にメディアで報じられ、華々しいデビューイヤーを飾っていたグループに大きな暗雲が立ち込めました。

事件に関与したメンバー5人の名前と逮捕・書類送検の事実

この事件に関与したのは、メンバー10人のうち半数にあたる5人でした。

具体的には、桑野信義、久保木博之、新保清孝、山崎廣明、須川泰男の5名です。

彼らは埼玉県青少年健全育成条例違反の疑いで書類送検されました。

逮捕という形ではありませんでしたが、未成年が相手であったことや、人気絶頂期のグループによる集団での不祥事であったため、世間に与えた衝撃は計り知れないものでした。

リーダー鈴木雅之と田代まさしは事件に関与していたのか?

ここで明確にしておくべき重要な事実は、リーダーである鈴木雅之氏と、後に多くの事件を起こすことになる田代まさし氏は、この「1980年の事件」には一切関与していないということです。

また、バスボーカルの佐藤善雄氏も関与していません。

当時、リーダーの鈴木氏はメンバーの不祥事に対し、グループを代表して謝罪する立場にありましたが、彼自身が法に触れる行為をしたわけではありませんでした。

田代氏に関しても、この時点ではスキャンダルとは無縁であり、後年のイメージとは異なり事件当事者ではありませんでした。

半年間の謹慎処分と活動自粛から復帰までの経緯

書類送検された5人のメンバーは、約半年間の謹慎処分を受けました。

その間、シャネルズとしての表立った活動は自粛を余儀なくされ、残されたメンバーも苦しい時期を過ごすことになります。

謹慎期間中、メンバーはそれぞれの本業(旋盤工やトラック運転手など)に戻り、反省の日々を送ったと言われています。

その後、1981年にリリースされた復帰作「街角トワイライト」が大ヒットを記録し、グループは見事に復活を遂げました。

シャネルズからラッツ&スターへの改名理由は事件が原因なのか?

シャネルズはデビューから約3年後の1983年に「ラッツ&スター」へと改名しました。

この改名理由については、「1980年の事件が原因ではないか?」と推測されることがありますが、時系列や背景を検証すると、単一の理由ではないことが分かります。

ここでは、改名に至った経緯と噂の真相を紐解きます。

シャネルズとラッツ&スターの違いとは?改名のタイミングを整理

まず、シャネルズとラッツ&スターは、基本的に同一のグループであり、メンバー構成に大きな変更があったわけではありません(改名後に一部脱退はあり)。

時系列で見ると、1980年にデビューし同年に事件が発生、その後1981年に復帰を果たしています。

そして改名が行われたのは1983年のことです。

事件から改名までには約3年のタイムラグがあるため、「事件のイメージ払拭のために即座に改名した」という説は時系列的に正確ではありません。

高級ブランド「CHANEL」からのクレーム説と不祥事の影響を検証

改名の理由として最も有力視されているのが、フランスの高級ブランド「CHANEL(シャネル)」との関係です。

デビュー当初から「ブランドのシャネルと関係があるのか?」という疑問の声は多く、商標権などの観点からブランド側よりクレームや物言いが入ったと言われています。

また、同業種である化粧品会社(資生堂)のCMソングを担当することになった際、競合他社を連想させる名前が問題視されたという説もあります。

不祥事の影響で「シャネルズ」という名前が使いにくくなったというよりも、ビジネス上の権利関係やスポンサーへの配慮が大きな要因であったと考えられます。

海外進出を意識した「SHANELS」へのスペル変更と失敗談

実は「ラッツ&スター」になる前段階として、1982年にグループ名のスペル変更が行われています。

当初の「CHANELS」から「SHANELS」へと表記を改めました。

これについてリーダーの鈴木雅之氏は、「CHANELS」のままだと海外では「チャネルズ」と発音されてしまうため、正しく読んでもらうための変更だったと語っています。

しかし、このスペル変更だけではブランド側との問題解決には至らなかったのか、あるいはドゥーワップ以外の音楽性も追求するためか、翌年には完全な改名へと踏み切ることになりました。

「RATS & STAR」の名前に込められた「ドブネズミと星」の意味

最終的に決定した「ラッツ&スター(RATS & STAR)」という名前には、深い意味が込められています。

「RATS」はドブネズミ、「STAR」は星を意味します。

「RATS」を逆から読むと「STAR」になる回文の構造になっており、「下町育ちのドブネズミたち(RATS)が、音楽を通じてスター(STAR)になる」というメッセージが込められています。

これは彼らの出自やハングリー精神を象徴する名前であり、単なるその場しのぎの改名ではなく、グループのアイデンティティを再定義するものでした。

田代まさしの逮捕と繰り返される不祥事(ラッツ&スター時代以降)

シャネルズ時代の集団不祥事とは別に、グループの歴史に暗い影を落とし続けているのが、田代まさし氏による一連の事件です。

これらはグループ活動休止後や再結成のタイミングで発生しており、1980年の事件とは性質が異なります。

ここでは、田代氏の事件がグループに与えた影響について解説します。

1980年の事件とは別物!田代まさしの盗撮・薬物による逮捕歴一覧

田代まさし氏が最初に逮捕されたのは2000年のことです。

駅構内での盗撮行為により書類送検され、芸能活動を一時休止しました。

その後、2001年には男性宅の風呂覗きによる軽犯罪法違反での逮捕、さらに自宅捜索で覚醒剤が発見され、覚せい剤取締法違反で逮捕されます。

これ以降、2004年、2010年、2019年と、薬物所持や使用による逮捕を繰り返してきました。

これらは全て田代氏個人の犯罪であり、他のメンバーが関与した1980年の事件とは全く別のものです。

度重なる逮捕がラッツ&スターの再結成計画に与えた深刻な影響

田代氏の逮捕は、ラッツ&スターの活動再開を待ち望むファンやメンバーにとって、決定的な打撃となりました。

特に1996年の期間限定再集結以降、本格的な活動再開の話が持ち上がるたびに、田代氏の不祥事が発生し、計画が白紙に戻るという事態が繰り返されました。

リーダーの鈴木雅之氏やメンバーの桑野信義氏も、当初は更生を信じてコメントを出していましたが、再犯が重なるにつれて失望の色を隠せなくなり、グループとしての活動は事実上困難な状況が続いています。

現在の田代まさしとメンバー(鈴木雅之・桑野信義)との関係性

度重なる裏切りにより、一時は絶縁状態とも報じられた田代氏と他のメンバーですが、近年では少しずつ関係性の変化が見られます。

田代氏のYouTubeチャンネルやライブ活動において、桑野信義氏との交流や、鈴木雅之氏からのメッセージについて言及されることがあります。

鈴木氏は「彼が自分を磨いて更生したら、また一緒に歌いたい」という旨の発言をしたこともあり、高校時代からの絆が完全に断ち切られたわけではないことが窺えます。

しかし、グループとしての公的な共演は依然としてハードルが高く、個人的な支援や見守りの範疇に留まっているのが現状です。

シャネルズの「黒塗り」は差別なのか?不祥事とは別の炎上リスク

近年、「シャネルズ 不祥事」と並んで検索されることが多いのが、彼らのトレードマークであった「顔の黒塗り(ブラックフェイス)」に関する話題です。

これは事件とは異なりますが、コンプライアンスや人権意識が高まった現代において、別の意味でのリスクとして認識されています。

顔を黒く塗った本来の理由は「ドゥーワップへのリスペクト」

シャネルズが顔を黒く塗ってステージに立った最大の理由は、彼らが愛してやまないブラックミュージックやドゥーワップへの深いリスペクトでした。

「黒人の音楽にはかなわないが、少しでも彼らに近づきたい」「自分たちの音楽のルーツを視覚的にも表現したい」という純粋な思いから始まったスタイルです。

また、映画に登場した黒塗りの詐欺師のキャラクターにヒントを得て、エンターテインメントとしてのインパクトを狙った側面もありました。

当時は、そこに差別的な意図や悪意は全く存在しませんでした。

海外アーティストや現代社会における「ブラックフェイス」批判の反応

しかし、グローバルな視点や現代の人権感覚に照らし合わせると、人種以外の演者が顔を黒く塗る行為は「ミンストレル・ショー」などの人種差別の歴史を想起させるとして、タブー視されています。

実際に、過去には海外のアーティストからシャネルズのスタイルに対して不快感が示された例や、ももいろクローバーZがラッツ&スターと共演する際に黒塗りをしたことで、海外メディアから批判を受けた事例もあります。

意図がリスペクトであったとしても、受け手によっては差別に映る可能性があるという点が、現在では重く受け止められています。

テレビ放送で過去の映像が流れにくい理由と自主規制

こうした背景から、現在のテレビ番組でシャネルズやラッツ&スターの往年の映像を放送する際には、配慮がなされることが一般的です。

当時の映像をそのまま流すことが難しくなっており、イラストで紹介されたり、黒塗りをしていない時期の映像が選ばれたりするなど、自主規制の傾向が見られます。

名曲の数々が今も愛されている一方で、ビジュアル面での表現が現代の放送コードと摩擦を起こしているのが現状です。

【2025年最新】シャネルズ・ラッツ&スターメンバーの現在と死亡説の真偽

検索キーワードには「死亡」という文字が含まれることがありますが、これは事実なのでしょうか。

また、芸能界を引退したメンバーは現在どうしているのでしょうか。

2025年時点での主要メンバーの動向と、死亡説の真相について解説します。

「メンバー死亡」の検索ワードが出る理由と誤情報の真相

結論から申し上げますと、鈴木雅之氏、田代まさし氏、佐藤善雄氏、桑野信義氏といった主要メンバーが死亡したという事実はありません。

「死亡」というキーワードが出る理由としては、桑野信義氏が大腸がんで闘病していたことや、田代まさし氏の薬物による健康悪化説、あるいは過去に在籍していた元メンバーや関係者の訃報と情報が混同されている可能性が考えられます。

また、長期間メディアに露出していない引退メンバーについて、安否を気遣う検索行動が「死亡説」のようなサジェストを生んでいる側面もあるでしょう。

久保木博之の現在は?一般企業への就職と生存情報

トップテナーを担当していた久保木博之氏は、1986年の活動休止以降、芸能界を離れて一般人としての生活を送っています。

彼は元々ガソリンスタンド勤務の経験があったことなどから、車関係の仕事に就職したと言われています。

現在も一般企業で勤務しているとされ、表舞台には出てきませんが、田代まさし氏のブログやSNS等で生存や交流が伝えられたこともあり、元気に過ごされているようです。

1996年の再集結時には一時的に復帰しましたが、基本的には堅実な一般市民としての生活を選ばれています。

佐藤善雄はファイルレコード社長として活躍!ゴスペラッツでの活動

バスボーカルの佐藤善雄氏は、現在音楽業界の裏方として大きな成功を収めています。

インディーズレーベル「ファイルレコード」の代表取締役社長を務め、ゴスペラーズやRIP SLYMEといった人気アーティストを世に送り出した名プロデューサーとして知られています。

また、プレイヤーとしても引退しておらず、鈴木雅之氏や桑野信義氏、ゴスペラーズのメンバーと共に「ゴスペラッツ」としての活動も行っており、社長業とアーティスト業を両立させています。

鈴木雅之・桑野信義・出雲亮一ら主要メンバーの動向まとめ

リーダーの鈴木雅之氏は「ラブソングの王様」として不動の地位を築き、アニソン界への進出や「THE FIRST TAKE」への出演など、若い世代からも支持を集め精力的に活動しています。

桑野信義氏は、大腸がんの手術と闘病を乗り越え、現在は寛解に向けて体調管理をしつつ、タレント活動や音楽活動(爺POPなど)を続けています。

ギターの出雲亮一氏も、音楽スクールの講師や自身のバンド活動を通じて音楽に携わり続けています。

それぞれの道で、彼らは現在も現役として輝き続けています。

まとめ:シャネルズ 事件 不祥事の真相とメンバーの軌跡

  • 1980年の事件はメンバー5人による未成年ファンへのわいせつ行為で書類送検されたもの。

  • リーダー鈴木雅之と田代まさし、佐藤善雄は1980年の事件には関与していない。

  • 事件後、半年間の謹慎を経て「街角トワイライト」で復帰を果たした。

  • ラッツ&スターへの改名は事件から3年後であり、直接の原因ではない。

  • 改名には「CHANEL」からの商標クレームや海外展開の意図が背景にあった。

  • 田代まさしの逮捕(盗撮・薬物)は2000年以降の個人的犯罪であり、グループの事件とは別。

  • 黒塗りメイクは差別意図ではなく、ドゥーワップへのリスペクトから生まれた。

  • 現代ではブラックフェイス問題への配慮から、当時の映像放送は自主規制されがちである。

  • 主要メンバーに死亡事実はなく、久保木博之は一般人として、佐藤善雄は社長として活躍中。

  • 鈴木雅之や桑野信義も病気や困難を乗り越え、2025年現在も現役で活動している。

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