テニミュこと、ミュージカル『テニスの王子様』。
2003年に始まったこの作品は、数多くの俳優たちを世に送り出してきた登竜門として知られています。
その歴史のなかで、2ndシーズン初代として菊丸英二を演じた小関裕太は、2.5次元舞台の世界から着実にキャリアを広げ、今や映画・ドラマ・ミュージカルを横断する実力派俳優として活躍しています。
「小関裕太のテニミュでの役は何だったの?」「何代目なの?」「卒業後はどんな活動をしているの?」——そういった疑問を持つ方のために、テニミュ出演の全記録から現在地まで、できる限り丁寧にまとめました。
小関裕太がテニミュで演じた菊丸英二とはどんな役?
菊丸英二というキャラクターの魅力と特徴
菊丸英二は、青春学園中等部3年生として登場するキャラクターです。
天真爛漫で人なつっこい性格の持ち主で、コート上では変幻自在なアクロバティックプレイを披露します。
その動きは見る者を魅了するとも表現されており、テクニカルな側面と愛くるしいキャラクター性を兼ね備えた人物。
漫画・アニメのファンにとってはダブルスの達人として記憶に刻まれた存在でもあり、舞台上でそのアクロバットを体現できるかどうかが、演じる俳優に求められる最大の要素のひとつとなっています。
小関裕太と菊丸英二の親和性はなぜ高かったのか
小関裕太の特技はダンスです。
子役時代から身体を動かすことに慣れ親しんでいた彼にとって、身体能力を全面に押し出す菊丸英二という役柄は、まさに持ち味を活かせる役でした。
加えて、「天真爛漫で明るい」というキャラクターの性質が、小関自身の柔らかく親しみやすい雰囲気と重なっていたことも、多くのファンが高く評価した点です。
テニミュのファンコミュニティでは、「キャラクターと俳優のマッチングが自然だった」と語られることが多く、彼が担当したことで菊丸英二という役の人気がさらに高まったという声も少なくありません。
小関裕太のテニミュ出演歴を完全まとめ
テニミュ何代目?シーズンと代数をわかりやすく解説
ここは少し整理が必要な部分です。
テニミュには「シーズン」と「青学の代数」という2種類の数え方が存在するため、ファンの間でも混乱が生じやすいポイントになっています。
| 数え方 | 小関裕太の位置づけ |
|---|---|
| シーズン | 2ndシーズン |
| 青学の代数 | 6代目 |
| 菊丸英二役の順番 | 2ndシーズン初代 |
シンプルに言えば、小関裕太は「テニミュ2ndシーズンの初代・青学6代目として菊丸英二を演じた俳優」です。
初出演時の年齢は15歳。
まだ高校生という若さで、あの規模のミュージカルに主要キャストとして立ったわけです。
初出演から卒業まで|出演した全公演の一覧
小関裕太のテニミュ出演期間は、2011年1月から2012年10月にかけての約2年間です。
その間に参加した公演を時系列で見てみましょう。
| 公演タイトル | 開催時期 |
|---|---|
| 青学vs不動峰 | 2011年1月〜2月 |
| 青学vs聖ルドルフ・山吹 | 2011年4月〜5月 |
| 青学vs氷帝 | 2011年7月〜9月 |
| Dream Live 2011 | 2011年11月 |
| 青学vs六角 | 2011年12月〜2012年2月 |
| 春の大運動会 2012 | 2012年5月 |
| 青学vs立海 | 2012年7月〜9月 |
| コンサート SEIGAKU Farewell Party | 2012年10月 |
2012年10月の「SEIGAKU Farewell Party」が、小関裕太にとっての卒業公演となりました。
当時の公式ニュースでも、越前リョーマ役の小越勇輝を除く青学の主要キャストが卒業することが発表され、ひとつの時代の終わりとして多くのファンが惜しんだ公演として記憶されています。
青学6代目キャストの顔ぶれと同期メンバー紹介
小関裕太が菊丸英二を演じた6代目青学は、後にそれぞれの道で活躍する俳優が揃った世代でもありました。
| 役名 | キャスト |
|---|---|
| 越前リョーマ | 小越勇輝 |
| 手塚国光 | 和田琢磨 |
| 大石秀一郎 | 平牧仁 |
| 不二周助 | 三津谷亮 |
| 菊丸英二 | 小関裕太 |
| 乾貞治 | 輝馬 |
| 河村隆 | 矢口空 |
| 桃城武 | 上鶴徹 |
| 海堂薫 | 池岡亮介 |
さらに、同シーズンには志尊淳(氷帝・向日岳人役)や白洲迅(氷帝・鳳長太郎役)、大平峻也、大野瑞生といった面々も出演しており、2ndシーズンは後の俳優業界を支える人材が集結した世代として知られています。
小関裕太がテニミュで見せたパフォーマンスの実力
ダンス・アクロバット・歌唱それぞれの評価
テニミュは歌・ダンス・演技の三要素が求められる舞台です。
小関裕太のパフォーマンスについては、特に身体表現の面で高い評価を受けていました。
子役時代から磨いてきたダンスのスキルは、菊丸英二のアクロバティックなシーンで存分に発揮されたとされています。
一方で、一部では「演技・歌・ダンスのすべてが際立って高いわけではない」という辛口な意見もあります。
これはテニミュという作品の熱量ゆえに評価が厳しくなりやすい環境ゆえでもあり、多面的に捉えることが大切です。
総合的には、「キャラクターとの親和性が高く、菊丸英二として説得力のあるパフォーマンスを見せた」という評価が一般的です。
菊丸英二役として特に印象に残った名場面・名曲
テニミュには各キャラクターにスポットを当てたナンバーが多数存在します。
菊丸英二は身体を活かしたシーンや、ダブルスパートナーである大石との連携を描く場面が多く、観客を大いに沸かせる役どころでした。
舞台上で宙を舞うようなアクロバットを組み込んだシーンは「菊丸らしさ」の象徴として語り継がれており、小関裕太版の映像を繰り返し観ているというファンは今も少なくありません。
青学vs氷帝の公演は特に人気が高く、YouTubeにも当時の映像の一部が公式チャンネルから公開されていたため、現在でも当時の熱量を体験できます。
テニミュ卒業時に小関裕太本人が語った言葉とは
2012年10月の卒業後、小関裕太は自身のブログにこう記しました。
「この2年半は奥行き深くずっと情熱で溢れていました。
すぐ過ぎちゃったけれど一日一日が濃かった。
テニミュから学んだことはがむしゃら、成長、愛です」
テニミュというステージが、単なる出演歴ではなく、人間としての土台を作った場所であったことが伝わる言葉です。
「がむしゃらさ」という表現は、まだ10代だった彼が全力でぶつかり続けた約2年間を物語っています。
テニミュが小関裕太の俳優キャリアに与えた影響
テニミュ出演前の経歴|天才てれびくんから舞台へ
小関裕太の芸能活動は2003年にまで遡ります。
アミューズに所属し、8歳で芸能界デビュー。
2004年にはTBSドラマへの出演も果たしています。
その後、2006年から2008年にかけてNHK『天才てれびくんMAX』のてれび戦士として全国的に認知され、子役の顔として記憶された方も多いでしょう。
テニミュへの参加は2011年。
「てれび戦士」としての知名度を持ちながら、舞台俳優としての道を歩み始めた転換点でした。
当時15歳での初出演は、技術よりもむしろ「成長の余白」を感じさせるもので、公演を重ねるごとに演技の深みが増していったという証言も残っています。
2.5次元舞台の経験がその後の活動にどう活きたか
2.5次元舞台とは、漫画・アニメなどの二次元作品を舞台化した作品のジャンルです。
テニミュはその草分け的存在であり、作品のクオリティや動員規模は舞台業界のなかでも突出しています。
この場で培われたのは、歌・ダンス・演技を同時にこなすマルチな表現力だけではありません。
膨大な数の観客の前で毎公演全力を出し続けるプロ意識、キャストチームとのアンサンブル、長期間にわたる同一役の維持——こうした経験は、ドラマや映画の現場でも間違いなく活きています。
事実、小関裕太はテニミュ以降、主演ミュージカルやドラマの主要キャストとして継続的にキャスティングされており、その信頼の背景にはテニミュで積んだ土台があると考えられています。
テニミュ出身俳優として注目された転機となった作品
テニミュ卒業後、小関裕太が広い層に認知される契機となったのはいくつかの作品があります。
ドラマ『ごめんね青春!』(2014年)や『死亡フラグが立ちました』などへの出演で、テニミュファン以外の視聴者にもその存在が届くようになりました。
映画では、2018年公開の『わたしに××しなさい!』に出演。
2018年前後には、複数のメディアが「テニミュ出身俳優の活躍」を特集する際に必ずといっていいほど名前が挙がる存在となっており、テニミュが俳優の登竜門として機能していることの象徴的な例として語られるようになっていきました。
小関裕太のテニミュ後の活動と現在の実力
ドラマ・映画での代表作と役柄の幅広さ
テニミュ卒業から10年以上が経ち、小関裕太のフィルモグラフィーは大きく広がっています。
ドラマでは、連続テレビ小説『半分、青い。
』(NHK)への出演をはじめ、近年では『不適切にもほどがある!』(TBS)や『波うららかに、めおと日和』(フジテレビ、2025年4月)など、多様なジャンルの作品に出演しています。
2025年後半には「ひとりでしにたい」「君としたキスはいつまでも」と複数のドラマが確認されており、精力的な活動ペースが続いています。
映画においても、2024年12月公開の『モアナと伝説の海2』の日本語吹替版に声優として参加しており、俳優としての表現の幅が着実に広がっています。
舞台・ミュージカル俳優としての最新出演情報
テニミュで開花したミュージカルへの適性は、現在の活動にも色濃く反映されています。
2024年にはミュージカル『ロミオとジュリエット』にてロミオ役を担当。
愛と葛藤を描く主演格のポジションを担い、舞台俳優としての実力を改めて示しました。
2025年から2026年にかけては、KOKAMI@network vol.21『サヨナラソング——帰ってきた鶴——』への出演も確認されており、演劇的な表現にも積極的に挑んでいます。
さらに、2026年5月〜6月にはミュージカル『レッドブック』の東京・大阪公演への出演が告知されています。
テニミュで2.5次元ミュージカルを経験し、そこからオリジナルミュージカルや演劇作品へと活躍の場を広げていくキャリアの軌跡は、ひとつのロールモデルとして語られるほどです。
2.5次元俳優から総合俳優へ|小関裕太の現在地
「テニミュ出身」という肩書きを持ちながらも、小関裕太はその枠を大きく超えた存在になっています。
ドラマ・映画・舞台・ミュージカル・声優と、ひとりの俳優が担えるほぼすべての領域に足跡を残しているのは、一朝一夕には実現しないことです。
2.5次元舞台という言葉が市民権を得るずっと前から、テニミュという作品がそのフォーマットを切り開いてきたことを考えると、その流れのなかで育った俳優たちがドラマや映画でも活躍しているのは必然とも言えるかもしれません。
小関裕太はその流れを体現したひとりとして、現在も着実にキャリアを積み重ねています。
テニミュファンがよく聞く小関裕太に関する疑問に答える
菊丸英二役の歴代キャストと小関裕太の位置づけ
菊丸英二という役は、テニミュの各シーズンを通じて多くの俳優が担ってきました。
| シーズン | キャスト |
|---|---|
| 1stシーズン | 一太郎 / 永山たかし / 足立理 / 瀬戸康史 / 浜尾京介 / 高崎翔太 |
| 2ndシーズン | 小関裕太 / 黒羽麻璃央 |
| 3rdシーズン | 本田礼生 / 永田聖一朗 / 田口司 |
小関裕太は2ndシーズン初代として菊丸英二を担い、その後継として黒羽麻璃央がバトンを受け取っています。
歴代の菊丸英二役の俳優たちはそれぞれ卒業後にドラマや舞台で活躍しており、この役が持つ「キャリアを押し上げる力」は、過去の例を見ても一定の傾向として読み取れます。
テニミュDVD・映像作品で小関裕太の演技を観る方法
小関裕太が出演した公演のDVDは、当時の公演終了後に順次リリースされています。
主要な作品として、「青学vs不動峰」「青学vs氷帝」「青学vs立海」「コンサート SEIGAKU Farewell Party」などが映像化されています。
ただし、発売から10年以上が経過しているため、新品入手が難しい作品も増えてきました。
中古流通市場(フリマアプリや中古DVDショップ)での確認が現実的な入手方法のひとつです。
配信サービスでの提供については、テニミュ公式サイトやストリーミングプラットフォームで最新情報を都度確認することをおすすめします。
同期の青学6代目メンバーは今どうしている?
青学6代目は、現在の俳優・エンタメ業界において存在感を持つメンバーが多い世代です。
越前リョーマを演じた小越勇輝は映画・ドラマ・舞台で活躍を続け、手塚国光役の和田琢磨も舞台を中心に精力的な活動を続けています。
乾貞治役の輝馬はミュージカル界の主演クラスとして知られ、海堂薫役の池岡亮介、加藤勝郎役の大平峻也、水野カツオ役の大野瑞生もそれぞれドラマ・映画・舞台で活躍しています。
こうして見ると、6代目全体がテニミュを基盤にしてそれぞれのキャリアを着実に構築してきたことが分かります。
同期メンバーが揃って俳優業を続けているという事実は、テニミュという作品環境の質の高さを物語っているとも言えるでしょう。
まとめ:小関裕太とテニミュの全記録と現在地
- 小関裕太はテニミュ2ndシーズンの初代・青学6代目として菊丸英二役を担当した
- テニミュへの初出演は2011年1月「青学vs不動峰」で、当時15歳だった
- 卒業は2012年10月「コンサート SEIGAKU Farewell Party」で、在籍期間は約2年間
- 出演公演は「青学vs不動峰」から「SEIGAKU Farewell Party」まで全8タイトルに及ぶ
- 菊丸英二は天真爛漫なアクロバット型キャラクターで、小関の特技であるダンスとの相性が高く評価された
- テニミュで歌・ダンス・演技を同時にこなす表現力と舞台プロ意識が鍛えられた
- テニミュ卒業後は、ドラマ・映画・ミュージカル・声優と多方面にキャリアを広げている
- 2024年には『ロミオとジュリエット』のロミオ役を担当し、ミュージカル主演俳優としての実力を示した
- 2026年5〜6月公演のミュージカル『レッドブック』への出演が告知されており、現在も舞台活動を継続中
- 6代目青学の同期メンバーも俳優業を続けており、テニミュ2ndシーズンは業界への人材供給という観点からも注目される世代となっている

