2026年2月13日、ミラノ・コルティナ冬季五輪のスノーボード男子ハーフパイプ決勝で、19歳の山田琉聖選手が銅メダルを獲得しました。
トリプルコークが当たり前となった現代のハーフパイプにおいて、あえてその技を使わず、独自のルーティンで92.00点を叩き出したパフォーマンスは世界中の注目を集めています。
「なぜトリプルコークなしでメダルが取れたのか」「どんな技構成だったのか」「採点基準はどう変わったのか」といった疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。
この記事では、山田琉聖選手のメダル獲得に至る経緯から、決勝の技構成の詳細、採点トレンドの変化、家族との二人三脚の歩み、そして今後の展望まで、あらゆる角度から徹底的に解説していきます。
山田琉聖のプロフィールと経歴|19歳の銅メダリストはどんな選手か
山田琉聖選手は、2006年3月25日生まれ、北海道札幌市出身のスノーボードハーフパイプ選手です。
身長は171cm、所属はチームJWSC(国際スノーボード&スケートボード専門学校)で、新潟県妙高市にある同校に在学中となっています。
学歴は、札幌インターナショナルクリスチャンスクールから相生学院高等学校へ進学し、卒業後に現在の専門学校へ入学しました。
名前の「琉聖」は、母の沖縄好きから「琉球」の「琉」を取り、「温かく清い人になってほしい」という願いを込めて「聖」を加えたものだと報じられています。
5歳でスノーボードを開始し小学3年でハーフパイプに出会う
山田選手がスノーボードを始めたのは5歳のときで、両親の影響がきっかけでした。
最初は家族で楽しく滑る程度だったものの、小学3年生のころに転機が訪れます。
地元のさっぽろばんけいスキー場にハーフパイプが設置され、元オリンピアンである村上大輔コーチのレッスンを受ける機会を得たのです。
ジャンプの楽しさに魅了された山田選手は、村上コーチからオリンピックの話を聞き、「五輪に出たい」という夢を抱くようになりました。
本格的にハーフパイプ競技に取り組み始めたのは小学4年生の頃からです。
16歳でW杯デビューからミラノ五輪代表までの軌跡
山田選手は16歳だった2022-23シーズンにFISワールドカップへ初出場を果たし、国際舞台での経験を積み始めました。
2023年3月には、FISスノーボードジャパンカップさっぽろばんけい大会と第29回全日本スキー選手権の男子ハーフパイプで、いずれも優勝を飾っています。
2024年にはユースオリンピック(江原道大会)で銅メダルを獲得し、同年12月のW杯では3位に入って初の表彰台を経験しました。
さらに2025年12月、米コッパーマウンテンで開催されたFIS W杯第2戦では94.50点を記録してW杯初優勝を達成し、戸塚優斗選手との日本勢ワンツーフィニッシュを実現しています。
主な戦績をまとめると、以下の通りです。
| 時期 | 大会 | 結果 |
|---|---|---|
| 2023年3月 | 全日本スキー選手権 HP | 優勝 |
| 2023年3月 | FISジャパンカップ ばんけい HP | 優勝 |
| 2024年 | ユースオリンピック(江原道) | 銅メダル |
| 2024年12月 | FIS W杯 | 3位(初表彰台) |
| 2025年12月 | FIS W杯 コッパーマウンテン | 優勝(W杯初制覇) |
| 2026年1月 | FIS W杯 シークレットガーデン | 5位 |
| 2026年2月 | ミラノ・コルティナ五輪 HP | 銅メダル |
こうした急成長の過程を経て、ミラノ・コルティナ2026冬季五輪の日本代表に選出されました。
ミラノ五輪スノーボード男子ハーフパイプ決勝の全結果
2026年2月13日(現地時間)、リビーニョ・スノーパークで行われた男子ハーフパイプ決勝は、歴史的なハイレベルの戦いとなりました。
決勝には予選を通過した12名が出場し、日本勢は4名全員が決勝に進出しています。
決勝1回目で日本勢がトップ3を独占
決勝の1回目は、日本選手が衝撃的なパフォーマンスを見せる幕開けとなりました。
まず平野流佳選手がトリプルコーク1260を含むルーティンをフルメイクし、90.00点で暫定トップに立ちます。
直後に滑走した山田琉聖選手は、予選からルーティンを変更した構成でフルメイクを決め、92.00点をマークして首位を奪取しました。
続く戸塚優斗選手も公式大会初披露の新ルーティンを完璧に決め、91.00点で暫定2位に入っています。
1回目終了時点で、日本勢がトップ3を独占するという前代未聞の展開が実現したのです。
戸塚優斗が逆転金メダル、山田琉聖は銅メダルを確保
試合が大きく動いたのは2回目の滑走でした。
戸塚優斗選手がトリプルコークのコンボを含む構成を完璧に決めきり、95.00点という圧巻のスコアで全体トップに躍り出ます。
予選首位だったオーストラリアのスコッティ・ジェームズ選手も93.50点を記録し、山田選手を上回って2位に浮上しました。
3回目の滑走ではメダル圏内の上位選手にスコア更新はなく、最終的な順位が確定しています。
| 最終順位 | 選手名 | 国 | 1回目 | 2回目 | 最高点 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位(金) | 戸塚優斗 | 日本 | 91.00 | 95.00 | 95.00 |
| 2位(銀) | スコッティ・ジェームズ | 豪州 | 48.75 | 93.50 | 93.50 |
| 3位(銅) | 山田琉聖 | 日本 | 92.00 | 改善なし | 92.00 |
| 4位 | 平野流佳 | 日本 | 90.00 | 91.00 | 91.00 |
| 7位 | 平野歩夢 | 日本 | — | 86.50 | 86.50 |
山田選手は1回目の92.00点で銅メダルを確保しましたが、2回目・3回目ではスコアを更新できませんでした。
本人も帰国後に「2、3本目を決められなかった悔しさがある」と振り返っており、複数ランの安定性が今後の課題として浮き彫りになっています。
山田琉聖のメダル獲得ルーティンを徹底解剖
山田琉聖選手の最大の特徴は、トリプルコーク技を一切使わずに高得点を獲得する独創的なルーティンにあります。
決勝上位に入った選手の中でトリプルコークを使わなかったのは山田選手ただ一人であり、このスタイルこそが世界中の注目を集めた理由です。
決勝1回目の技構成(92.00点)
決勝1回目で92.00点をマークした際のルーティンは、以下の構成だったと報じられています。
1本目のエアでキャブダブルコーク1440を決め、続く2本目でフロントサイドダブルコーク1260を成功させました。
3本目にはバックサイドダブルマックサイド、4本目にスイッチバックマックツイストと、他の選手にはない独創的な技を連続で披露しています。
高さ5.5mに達する1260を含む全構成をフルメイク(全技成功)し、一時は首位に立つ衝撃のパフォーマンスでした。
予選で披露した唯一無二の技
予選では「スイッチバックサイド・ダブルアーリーウープ・ロデオ900」という、他の選手が使わない独自の技を繰り出して3位通過を果たしています。
この技は、パイプの壁を飛び出してから進行方向とは逆の弧を描く「アリーウープ」と、逆エッジの反動で斜め軸に回る「ロデオフリップ」を組み合わせた合わせ技です。
縦2回転に横2回転半という構成を、空高く鮮やかに決めるところに山田選手ならではの個性が凝縮されています。
ロデオフリップとアリーウープ|山田スタイルの核心
山田選手がこだわり続けてきたのは、トリプルコークではなく「ロデオフリップ」と「アリーウープ」の合わせ技です。
ロデオフリップとは、通常のフリップとは異なり逆エッジの反動を利用して斜め軸に体を回転させる技で、独特の軌道が生まれます。
アリーウープは、ハーフパイプを飛び出した後に進行方向と逆向きの弧を描いて回転する技で、物理的に減速するため通常は高さを出しにくいとされています。
一般的に選手はパイプの流れに乗る方向で回転する技を選ぶ傾向があり、あえて逆方向のアリーウープを多用するのは「流れに逆らう」勇気が必要です。
金メダリストの戸塚優斗選手が「技の流れに乗らないことは怖いこと。
尊敬する一人」と語っているのは、まさにこの点を指しています。
なぜトリプルコークなしでメダルが取れたのか|採点基準の変化
山田琉聖選手の銅メダル獲得を語る上で避けて通れないのが、ハーフパイプの採点基準の変化というテーマです。
結論から述べると、2025-26シーズンはスタイルや独創性、エアの高さを総合的に評価する傾向が強まっており、この流れが山田選手の追い風となりました。
ハーフパイプの採点方法とは
スノーボード・ハーフパイプの採点は、6人のジャッジが100点満点で評価を行います。
最も高い点数と最も低い点数をカットし、残り4人の平均点がスコアとなる仕組みです。
重要な点として、フィギュアスケートのように個々の技に基礎点が設定されているわけではなく、ルーティン全体を一つの演技として総合評価する方式が採用されています。
FIS(国際スキー・スノーボード連盟)は「選手にトリックの形を強制または制限しない方が、新しいトリックが生まれやすい」との方針を掲げており、数値化された客観的な基準ではなくジャッジの主観に基づく「総合印象点」が基本です。
評価の柱となるのは、エアの高さ、技の難易度、完成度、そして構成全体のバリエーションや独創性です。
高回転化の流れとスタイル重視への転換
2022年北京五輪では平野歩夢選手だけが成功させたトリプルコーク1440は、わずか4年でハーフパイプの「標準装備」に進化しました。
ミラノ大会の決勝では、平野流佳選手がトリプルコーク1440の2連続を完遂し、戸塚優斗選手もトリプルコークのコンボを決めています。
しかし、高回転化が進む中で「選手の安全面への懸念」と「表現の多様性が失われる」という議論が以前から存在していました。
「命の危険さえ感じる」と漏らす選手もいるほど、トリプルコーク級の技はリスクが高い技です。
こうした背景もあり、2025-26シーズンはスタイルや高さ、独創性をより重視する方向にジャッジの傾向が変化したとされています。
山田選手自身も「今季、ジャッジがガラッと変わって自分の得意な方に向いてくれている」と語っており、この採点トレンドの変化を的確に捉えていたことがわかります。
山田琉聖と平野流佳のわずか1点差が示すもの
今回の決勝で最も議論を呼んだのが、3位・山田琉聖選手(92.00点)と4位・平野流佳選手(91.00点)のわずか1点差という結果でした。
平野流佳選手は、トリプルコーク1440の2連続を含む最高難度の構成を完遂しています。
一方の山田選手は、トリプルコークを一切使わないルーティンで1点上回りました。
この結果は「難易度だけでなく、スタイルや独創性、エアの高さが総合的に評価される」という現在の採点傾向を象徴する出来事として、競技関係者の間で大きな注目を集めています。
平野流佳選手は競技後に「正直、点数には全く納得できてない」とコメントし、悔し涙を流したと報じられました。
一方で、採点の公平性については「トリプルコークをやったかどうかだけでは90点台に届かない」「重要なのは完成度と構成全体の質」という指摘も一般的に見られます。
いずれにしても、この1点差は今後のハーフパイプ競技の方向性を考える上で、極めて重要な事例となるでしょう。
母と二人三脚で歩んだ道|山田琉聖の家族と経済的背景
山田琉聖選手のメダル獲得は、家族の献身的な支えなくしては実現しなかったものです。
特に母・美咲子さんとの二人三脚のエピソードは、多くのメディアで大きく取り上げられています。
トリプルワークで遠征費を支えた母
スノーボード・ハーフパイプは、練習環境の確保に多額の費用がかかる競技です。
年間数百万円レベルの海外遠征費が必要とされる中、母・美咲子さんは3つの仕事を掛け持ちする「トリプルワーク」で経済的に支え続けてきたと報じられています。
山田選手自身も、9歳でハーフパイプを始めた頃から両親の金銭的な負担を察知していたといい、練習場所を求めて全国のハーフパイプへ遠征する際は、家族のミニバンの後部座席をベッドに改造して移動と宿泊を兼ねるなど、コストを抑える工夫を重ねていました。
さらに、山田選手本人もサロマ湖でアルバイトをしながら活動費を捻出していたことも報じられています。
個人サポーター制度と支援体制
現在、山田琉聖選手は公式サイト(ryuseiyamada.com)で個人サポーターを募集しています。
月額課金制の仕組みで、いつでも退会が可能です。
公式サイトには「日本のスノーシーズンだけではトレーニング機会が限られるため、オフシーズンの海外遠征が不可欠」「近年の歴史的な円安により、資金確保が大きな課題」と記載されており、資金面の厳しさがうかがえます。
法人スポンサーも募集しており、札幌の病院がスポンサーとして支援しているほか、2022年度にはノエビアグリーン財団の助成事業にも採択されました。
在学する専門学校JWSC(国際スノーボード&スケートボード専門学校)は、代表チームとしての活動が多い山田選手に対してリモート授業で対応し、競技と学業の両立をサポートしています。
メダル獲得を機に支援環境がさらに充実していくことが期待されますが、スノーボード競技における選手の経済的課題は依然として根深い問題です。
山田琉聖の銅メダルに対する世間の反応と評価
山田琉聖選手のメダル獲得は、競技関係者だけでなく一般のファンからも大きな反響を呼びました。
全体的には「独創性を貫いた19歳」への称賛と、「母子二人三脚のストーリー」への共感が主流となっています。
選手・関係者からの評価
最も象徴的な評価は、金メダリストの戸塚優斗選手による「技の流れに乗らないことは怖いこと。
尊敬する一人」というコメントです。
幼少期から山田選手の存在を知る戸塚選手だからこその重みがある言葉といえるでしょう。
また、山田選手が初出場の五輪で堂々と表彰台に立ったことも高く評価されています。
過去には戸塚選手も平野流佳選手も初出場の五輪では結果を残せなかったとされ、ハーフパイプの日本勢にとって初出場は「鬼門」とされてきました。
19歳の山田選手がこの壁を破ったことは、精神面の強さを示す快挙と受け止められています。
一般の反応|称賛と採点議論の二面性
SNSやインターネット上では、メダル獲得直後から「驚異的なライディング」「唯一無二のスタイル」といった称賛の声が数多く寄せられました。
特にスノーボードのスタイル文化を重視する層からは「トリプルコークに頼らないスタイルで世界と渡り合った」という点に強い支持が集まっています。
一方で、「トリプルコーク1440の2連続を完遂した平野流佳選手が4位で、トリプルコークなしの山田選手が3位という結果は妥当なのか」という採点基準への疑問も一部では見られました。
ただし、こうした議論はハーフパイプが総合印象点で評価される競技である以上、過去の五輪でも繰り返されてきたテーマです。
全体としては、山田選手のメダルを好意的に受け止める声が圧倒的多数を占めていたといえるでしょう。
日本スノーボード勢のメダルラッシュと山田琉聖の位置づけ
ミラノ・コルティナ2026冬季五輪における日本スノーボード勢は、計6個のメダルを獲得する圧倒的な強さを見せました。
山田琉聖選手の銅メダルは、この「メダルラッシュ」の一翼を担う重要な成果です。
男子ハーフパイプのダブル表彰台
男子ハーフパイプでは、戸塚優斗選手の金メダルと山田琉聖選手の銅メダルで日本勢がダブル表彰台を実現しました。
4位に平野流佳選手、7位に前回王者の平野歩夢選手が入り、出場した日本選手4人のうち3人がトップ7に名を連ねています。
五輪前半戦の14日時点で日本選手団全体のメダル数は15個に達しており、スノーボード勢の貢献度の高さが際立ちました。
帰国会見で山田選手が「(日本のスノーボード界は)強すぎて国内予選が一番キツい」と語ったエピソードは、日本ハーフパイプ勢の層の厚さを物語るコメントとして話題を集めています。
北海道出身選手としての歴史的意義
山田琉聖選手は、北海道出身の男子スノーボードハーフパイプ選手として初のオリンピックメダリストとなりました。
幼少期に地元のさっぽろばんけいスキー場でハーフパイプに出会い、そこからオリンピックのメダルにまでたどり着いた軌跡は、北海道のスノーボード界にとって大きな意味を持ちます。
また、在学するJWSCの出身男子選手としても初のメダリストです。
同校からは2022年北京五輪で冨田せな選手が女子ハーフパイプの銅メダルを獲得しており、男女ともにオリンピックメダリストを輩出する学校となりました。
山田琉聖の今後の展望|2030年フレンチアルプス五輪に向けて
銅メダルの達成に満足することなく、山田琉聖選手はすでに次のステージを見据えています。
帰国会見では「4年後のオリンピックに向けていろいろとレベルアップをしていきたいが、変わらずに自分の持ち味を出していけたら」と力強く語りました。
金メダルに向けた課題
今回の決勝で浮き彫りになった最大の課題は、複数ランの安定性です。
1回目で92.00点という高得点を出しながらも、2回目・3回目ではスコアを更新できませんでした。
金メダルを争うためには、3本すべてで高い完成度を維持し、ランごとに難易度を上げていく戦略が求められます。
また、独創的なスタイルを維持しながらトリプルコーク級の技を習得するかどうかも、今後の大きな戦略上の分岐点となるでしょう。
現時点で山田選手は「自分のルーティンを貫く」姿勢を明確にしていますが、4年間の技術的進化の中で選択肢は広がる可能性があります。
採点基準の変動リスク
2025-26シーズンはスタイル重視の採点傾向が山田選手の追い風となりましたが、4年後のフレンチアルプス五輪で同じ傾向が続くかは不透明です。
ハーフパイプの採点基準は大会やシーズンによって変動する可能性があり、高難度重視に振り戻るリスクも考慮する必要があります。
「技のトレンドに左右されない絶対的なスタイルの確立」が、長期的に安定した成績を残すための鍵となるでしょう。
2030年大会時に山田選手は23歳で、スノーボードハーフパイプ選手としてピーク年齢に近づきます。
フィジカル面の成長とともに技の幅が広がる時期であり、独創性と難易度の両立が可能になるかもしれません。
経済的基盤の安定化
メダル獲得によってスポンサーや支援の拡大が期待される一方、円安の継続や海外遠征費の高騰は引き続き課題です。
公式サイトでの個人サポーター募集に加え、メダリストとしての知名度を活かした支援体制の構築が今後の競技継続には不可欠となるでしょう。
山田選手は帰国後に「早く地元の方に感謝の気持ちを伝えに行きたい。
北海道でハーフパイプを頑張ってきた格好いい先輩を見てここまで来られたから」と語っており、地元への感謝と恩返しの気持ちを強く持っていることがうかがえます。
まとめ:山田琉聖のメダル獲得が示す独創性の価値
- 山田琉聖選手は2026年ミラノ・コルティナ五輪スノーボード男子ハーフパイプで、五輪初出場にして銅メダルを獲得した
- 決勝1回目に92.00点を記録し一時首位に立ったが、2回目以降はスコア更新ならず最終3位で確定
- トリプルコーク技を一切使わず、ロデオフリップとアリーウープの合わせ技を軸にした独自ルーティンで高得点を叩き出した
- 決勝上位選手でトリプルコークを使わなかったのは山田選手のみであり、その独創性が世界中の注目を集めた
- トリプルコーク2連続を完遂した平野流佳選手(4位・91.00点)との1点差は、採点基準における難易度とスタイルのバランスについて大きな議論を呼んだ
- 2025-26シーズンはスタイル・独創性・高さを重視するジャッジ傾向が強まり、山田選手のスタイルに追い風となった
- 母のトリプルワークや本人のアルバイトで遠征費を捻出してきた経済的背景が、多くの共感を集めている
- 北海道出身の男子スノーボードハーフパイプ選手として初のオリンピックメダリストという歴史的な意義を持つ
- 2030年フレンチアルプス五輪に向け「レベルアップしつつ自分の持ち味を出す」と表明し、金メダルへの意欲を示している
- 複数ランの安定性向上と採点基準の変動リスクへの対応が、今後4年間の最大の課題である

