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ドラえもんとクレヨンしんちゃんがコラボしない理由【事件の真相】

ドラえもんとクレヨンしんちゃんは、どちらもテレビ朝日系列で長年放送されている国民的アニメです。

同じ放送枠、同じ制作会社にもかかわらず、なぜ両作品のキャラクターが共演するコラボが実現しないのか疑問に思う方は多いのではないでしょうか。

この記事では、1996年に起きたとされる「ケツコプター事件」の真相から、構造的なコラボの難しさ、そして今後の可能性まで、あらゆる角度から詳しく解説します。

ネット上で広まる都市伝説の真偽も検証しながら、コラボが実現しない本当の理由に迫ります。

目次

ドラえもんとクレヨンしんちゃんがコラボしない理由とは?

両作品がコラボしない理由として最も有名なのが、1996年に放送された特番での出来事です。

この事件をきっかけに、約30年間にわたってキャラクター同士の本格的な共演は実現していません。

ここでは、事件の経緯と関係者の証言、そして様々な説を検証します。

1996年「ケツコプター事件」が発端といわれる経緯

コラボが途絶えた最大の原因とされているのが、1996年8月16日に放送された『夏だ!元気だ!!超合体!!!ドラえもん&クレヨンしんちゃんスペシャル』での出来事です。

この特番内で、野原しんのすけがのび太に扮し、ドラえもんの代表的なひみつ道具「タケコプター」をお尻に挟んで「ケツコプター」というギャグを披露しました。

このギャグがドラえもん側の関係者を激怒させたとされ、以降のコラボが困難になったと言われています。

放送当時を知る視聴者の間では、しんちゃんらしいギャグとして受け入れられていましたが、制作サイドでは大きな問題となったようです。

水島努監督の証言「めちゃくちゃ怒られた」の真相

この事件について、当時クレヨンしんちゃんの演出や脚本を担当していた水島努氏が証言を残しています。

水島氏はSNSで「ケツコプターをやったらめちゃくちゃ怒られた」と発言しており、事件が実際にあったことを認めています。

ただし同時に「でも同じシンエイ動画なので、クビにはならなかった」とも述べており、完全な関係断絶には至らなかったことがうかがえます。

この証言は、ネット上で語られる都市伝説に一定の信憑性を与える一次情報として重要な意味を持っています。

藤子プロが激怒したのは本当か?PTAの関与説も検証

怒りの主体については、情報源によって異なる説が存在します。

一つは藤子プロ(現・藤子・F・不二雄プロ)が、ドラえもんの象徴であるタケコプターを侮辱されたとして激怒したという説です。

もう一つは、下ネタをよしとしないPTAなどの視聴者団体からの抗議があったという説になります。

どちらが正確かは公式発表がないため断定できませんが、いずれにせよ制作サイドが強い批判を受けたことは事実のようです。

藤子・F・不二雄氏本人については、この事件の約1ヶ月後である1996年9月23日に亡くなっているため、直接の反応は確認されていません。

ケツコプター事件の詳細と当時の放送内容

事件の全容を理解するためには、当時の放送内容を詳しく知る必要があります。

どのような文脈でギャグが披露され、なぜ問題視されたのかを具体的に見ていきましょう。

1996年8月16日放送「超合体スペシャル」で何が起きたか

1992年から1996年までの間、ドラえもんとクレヨンしんちゃんは同じテレビ朝日系列の金曜19時台で放送されており、複数回のコラボ企画が実現していました。

1996年8月16日の特番は、そうしたコラボ企画の一つとして放送されたものです。

番組内では両作品のキャラクターが登場するショートアニメが制作され、ファンにとっては夢のような企画でした。

しかし、この放送が結果的に長期間のコラボ断絶を招くことになります。

しんのすけがタケコプターを尻に挟んだギャグの全容

問題となったシーンでは、しんのすけがのび太の格好をして登場します。

そしてタケコプターを頭ではなくお尻に挟み、「ケツコプター」と称して飛ぼうとするギャグを披露しました。

このシーンの後、母親のみさえがげんこつとお尻叩きでしんのすけをお仕置きし、「どうしてあんたは、そうお下品な事しか出来ないの!このおバカ!!」と言い放って視聴者に謝罪するという流れでした。

作中でも下品な行為として扱われており、しんのすけが叱られる描写が含まれていたにもかかわらず、問題視されることになったのです。

放送直後のドラえもん側の反応と対応

放送直後、ドラえもんの制作サイドから強い抗議があったとされています。

タケコプターはドラえもんを象徴する最も有名なひみつ道具であり、子供たちの憧れの存在です。

それをお尻に挟んで笑いを取るというギャグは、ドラえもんのブランドイメージを損なうものと受け止められた可能性があります。

以降、両作品のキャラクターが直接共演する形でのコラボは長期間にわたって行われなくなりました。

コラボ禁止は都市伝説?公式発表の有無を検証

ネット上では「コラボ禁止」という言葉が一人歩きしていますが、実際のところはどうなのでしょうか。

公式発表の有無と、近年の動向から真相を検証します。

「コラボ禁止」という公式声明は存在しない

重要な事実として、テレビ朝日、シンエイ動画、藤子プロ、双葉社など関係各社から「コラボを禁止する」という公式声明は一切出されていません。

「コラボ禁止」という表現は、あくまでネット上で広まった解釈であり、公式に確認された事実ではないのです。

長期間コラボが行われていないことは事実ですが、それが明確な禁止令によるものなのか、単に企画が立ち上がらなかっただけなのかは判断が難しい状況です。

2019年に23年ぶりのコラボCMが実現した事実

2019年10月、両作品の放送枠が金曜夜から土曜夕方に移動する際、23年ぶりとなるコラボCMが制作されました。

このCMでは、ドラえもんとしんちゃんが互いの番組の放送時間変更を告知し合う内容となっていました。

完全なコラボ禁止であれば、このようなCMの制作は実現しなかったはずです。

この事実は、両作品の関係が完全に断絶しているわけではないことを示す重要な証拠といえます。

ネット上で誇張された情報の見分け方

TikTokやYouTubeでは、ケツコプター事件を題材にした動画が多数投稿されています。

しかし、その多くは「激怒」「永久にコラボ禁止」など、誇張された表現で再生数を稼ごうとする傾向があります。

信頼できる情報を見分けるポイントとして、水島努氏のような関係者の直接の発言を参照しているかどうかが挙げられます。

また、2019年のコラボCM制作という事実に触れているかどうかも、情報の信頼性を判断する材料になります。

構造的にコラボが難しい5つの理由

ケツコプター事件以外にも、両作品のコラボを難しくしている構造的な要因が複数存在します。

これらの要因を理解することで、なぜコラボが実現しないのかがより明確に見えてきます。

出版社の違い(小学館と双葉社)による権利調整の壁

ドラえもんの原作は小学館の学年誌で連載されていました。

一方、クレヨンしんちゃんの原作は双葉社の「漫画アクション」で連載されていました。

異なる出版社の作品がコラボする場合、両社の承認を得る必要があり、利益配分や権利関係の調整が複雑になります。

同じ出版社同士のコラボと比べて、実現へのハードルが格段に高くなるのです。

両原作者(藤子F不二雄・臼井儀人)が亡くなっている問題

コラボを実現するためには、原作者の理解と承認が重要な要素となります。

ルパン三世×名探偵コナンのコラボが成功した背景には、青山剛昌氏がルパン三世のファンだったという相互理解がありました。

しかし、ドラえもんの藤子・F・不二雄氏は1996年9月23日に、クレヨンしんちゃんの臼井儀人氏は2009年9月11日に亡くなっています。

両原作者が不在の状況では、新たなコラボ企画を承認する判断が難しくなっている可能性があります。

ドラえもんは教育志向、クレしんは下ネタ多めという作風の差

両作品は、ターゲット層や作風が大きく異なります。

ドラえもんは子供の教育や成長をテーマにした内容が多く、PTAからも好意的に評価されてきました。

対してクレヨンしんちゃんは、下ネタやお尻を出すギャグが特徴であり、かつては「子供に見せたくないアニメ」ランキングの常連でした。

このような作風の違いが、コラボを難しくしている一因と考えられます。

掲載誌のターゲット層が全く異なる背景

ドラえもんが連載されていた小学館の学年誌は、小学生を対象とした教育色の強い雑誌です。

一方、クレヨンしんちゃんが連載されていた「漫画アクション」は、当初は青年向けの漫画雑誌でした。

掲載誌のターゲット層が異なることは、作品のブランドイメージにも影響を与えています。

両作品のファン層は重なる部分もありますが、制作サイドが想定する視聴者像には違いがあるのです。

著作権者が複数存在する複雑な権利関係

アニメ作品の権利関係は非常に複雑です。

ドラえもんの場合、著作権者は藤子・F・不二雄プロであり、出版権は小学館、アニメ制作はシンエイ動画、広告代理店はADKという構造になっています。

クレヨンしんちゃんも同様に、双葉社、シンエイ動画、ADKなど複数の関係者が存在します。

コラボを実現するためには、これらすべての権利者から承認を得る必要があり、調整に多大な労力がかかります。

他のアニメコラボ成功例と比較してわかること

他のアニメ作品では、異なる原作者・出版社の作品同士がコラボに成功しています。

これらの成功例と比較することで、ドラえもんとクレヨンしんちゃんのコラボが実現しない理由がより明確になります。

ルパン三世×名探偵コナンが成功した決定的な理由

日本テレビで放送されたルパン三世×名探偵コナンは、アニメコラボの大成功例として知られています。

2009年のTVスペシャルは視聴率19.5%を記録し、2013年の劇場版は興行収入42億円を超える大ヒットとなりました。

成功の最大の要因は、名探偵コナンの原作者である青山剛昌氏がルパン三世のファンだったことです。

両原作者の相互理解と作品へのリスペクトが、コラボ実現の鍵となりました。

公式サイトでは「原作漫画の出版社と原作者が異なる作品のコラボレーションによるアニメは史上初」と謳われており、いかに実現が難しい企画だったかがわかります。

ドラゴンボール×ワンピース×トリコのコラボが実現した条件

フジテレビで放送された「ドリーム9」は、ドラゴンボール、ワンピース、トリコという3作品のコラボ企画でした。

このコラボが実現した背景には、3作品すべてが集英社の「週刊少年ジャンプ」で連載されていたという共通点があります。

同一出版社、同一放送局という条件が揃っていたことで、権利調整がスムーズに進んだと考えられます。

ドラえもんとクレヨンしんちゃんの場合、出版社が異なるため同様の条件を満たしていません。

クレしん×わんだふるぷりきゅあ!2024年コラボ成功の意味

2024年5月、クレヨンしんちゃんと「わんだふるぷりきゅあ!」の本編コラボが実現しました。

5月18日放送のクレヨンしんちゃんにプリキュアのキャラクターが登場し、翌日のプリキュアにはしんのすけとシロが登場するという相互コラボでした。

しんのすけがプリキュアに変身するという内容は、ファンから大きな反響を呼びました。

このコラボの成功は、クレヨンしんちゃんが他作品との本編コラボを実現できることを証明しています。

ただし、プリキュアの制作は東映アニメーションであり、シンエイ動画同士のドラえもんとのコラボとは条件が異なります。

ドラえもんとクレヨンしんちゃんの人気・視聴率を比較

両作品は長年にわたって日本を代表するアニメとして親しまれてきました。

人気や視聴率のデータを比較することで、両作品の現在の立ち位置を確認します。

子ども人気ランキングではドラえもんが1位を維持

ビデオリサーチが発表した2023年版の子ども人気キャラクターランキングでは、ドラえもんが2年連続で1位を獲得しています。

3~12歳の男女を対象とした調査で、ドラえもんはキャラクター認知度95%、好感度61%という驚異的な数字を記録しました。

これはあらゆるキャラクターの中でナンバーワンの数値です。

一方、クレヨンしんちゃんは9位にランクインしており、前年の17位から大幅にランクアップしました。

TOP10入りしたキャラクターの中で最も人気度が上昇したのがクレヨンしんちゃんです。

映画興行収入はドラえもん40億円、クレしん20億円と約2倍の差

劇場版の興行収入を比較すると、両作品には明確な差があります。

ドラえもんの映画は平均して約40億円の興行収入を記録しています。

一方、クレヨンしんちゃんの映画は平均して約20億円となっています。

約2倍の差がありますが、クレヨンしんちゃんも毎年安定した興行成績を残しており、両作品ともに劇場版が成功し続けています。

最新視聴率データ(2026年1月時点)の比較

2026年1月時点のテレビ視聴率データによると、ドラえもんは世帯視聴率1.9%、個人視聴率3.1%を記録しています。

クレヨンしんちゃんは世帯視聴率1.4%、個人視聴率2.4%となっています。

2019年に金曜ゴールデンタイムから土曜夕方に放送枠が移動して以降、両作品とも視聴率は低下傾向にあります。

移動前は平均6~7%だった視聴率が、現在は2~3%台で推移している状況です。

ただし、これはテレビ視聴全体の減少傾向を反映したものであり、両作品の人気が落ちたわけではありません。

1996年以前のコラボ実績と当時の関係性

ケツコプター事件が起きる以前、両作品は良好な関係にあり、複数回のコラボが実現していました。

当時の状況を振り返ることで、コラボの可能性について考えます。

1992年〜1996年は複数回のコラボが実現していた

クレヨンしんちゃんのアニメ放送が開始されたのは1992年4月です。

放送開始から1996年のケツコプター事件までの約4年間、両作品は度々コラボを行っていました。

夏休みや春休みなどの特番で合体スペシャルが組まれ、両作品のファンを喜ばせていたのです。

この時期は、同じ制作会社・同じ放送局のアニメとして、良好な協力関係が築かれていました。

同じシンエイ動画・テレビ朝日系列として良好だった時代

ドラえもんとクレヨンしんちゃんは、どちらもシンエイ動画が制作し、テレビ朝日系列で放送されています。

シンエイ動画は1976年に設立され、1979年からドラえもんの制作を開始しました。

クレヨンしんちゃんも1992年からシンエイ動画が制作を担当しています。

同じ制作会社が手がける2大看板アニメとして、両作品は切っても切れない関係にあります。

テレビ朝日もシンエイ動画の親会社であり、両作品を「国民的アニメ」として大切に育ててきました。

合体スペシャル番組でキャラクターが共演していた証拠

1996年以前には、ドラえもん、のび太、しんのすけ、みさえといったキャラクターが共演する特別番組が存在していました。

テレビ朝日の人気アニメキャラクターが総出演する番組形式で、両作品のキャラクターが一堂に会する場面がありました。

この事実は、かつてはコラボが可能だったことを示しています。

ケツコプター事件がなければ、現在も定期的なコラボが行われていた可能性は十分にあります。

ファンの声と今後のコラボ実現の可能性

長年のファンからは、コラボ実現を望む声が上がっています。

一方で、作風の違いを理由に慎重な意見もあります。

今後の展望について、様々な視点から考察します。

コラボを望むファンの意見「同じ枠なのに不自然」

インターネット上では、コラボを望むファンの声が多く見られます。

「同じ枠・同じ曜日のアニメなのに、コラボしないのは不自然」という意見は代表的なものです。

「何十年という歴史があるのに、コラボスペシャルが一回も制作されないのは違和感がある」という声もあります。

ルパン三世×名探偵コナンのような成功例を見て、「ドラえもんとクレしんでも実現してほしい」と期待するファンは少なくありません。

コラボに慎重な意見「作風が違いすぎる」

一方で、コラボに慎重な意見も存在します。

「作風が違いすぎてコラボできる作品ではない」という指摘は、一定の説得力があります。

「ドラえもんとのコラボにふさわしいのはプリキュアシリーズでは」という意見もあります。

プリキュアは全年齢向けでPTAからの批判も少なく、ドラえもんの作風と親和性が高いという理由です。

また、「そもそもコラボしてほしいという大きな声がない」という冷静な見方もあります。

2024年プリキュアコラボ成功で高まる期待

2024年のクレヨンしんちゃん×わんだふるぷりきゅあ!コラボの成功は、今後の展望に明るい材料を提供しています。

本編内でキャラクターが直接共演する形式でのコラボが実現したことで、クレヨンしんちゃんが他作品とコラボできることが証明されました。

しんのすけがプリキュアに変身するという大胆な内容も好意的に受け入れられています。

この成功例が、ドラえもんとのコラボ実現に向けた一歩となる可能性があります。

2019年のコラボCMと合わせて考えると、両作品の関係は徐々に改善しているように見えます。

まとめ:ドラえもんとクレヨンしんちゃんがコラボしない理由の全貌

この記事では、ドラえもんとクレヨンしんちゃんがコラボしない理由について、様々な角度から解説してきました。

以下に要点をまとめます。

  • 1996年8月16日の「ケツコプター事件」がコラボ断絶のきっかけとされている
  • 水島努氏が「めちゃくちゃ怒られた」と証言しており、事件は実際にあった
  • 「コラボ禁止」という公式発表は存在せず、都市伝説として誇張されている部分がある
  • 2019年に23年ぶりのコラボCMが制作され、完全な関係断絶ではないことが判明
  • 出版社の違い(小学館と双葉社)が権利調整を複雑にしている
  • 両原作者(藤子F不二雄・臼井儀人)が亡くなっており、承認を得る相手がいない
  • 教育志向のドラえもんと下ネタ多めのクレしんは作風が大きく異なる
  • ルパン×コナンの成功には原作者同士の相互理解があったが、両作品にはその条件がない
  • 2024年のクレしん×プリキュアコラボ成功は今後の可能性を示唆している
  • 記念年などのタイミングでコラボが実現する可能性はゼロではない

ケツコプター事件から約30年、関係改善の兆しはあるか

ケツコプター事件から約30年が経過した現在、両作品を取り巻く環境は大きく変化しています。

2019年のコラボCM制作、2024年のクレしん×プリキュアコラボ成功など、明るい材料も出てきています。

テレビ朝日系列の看板アニメとして、今後もファンの期待に応える形でのコラボが実現することを願うばかりです。

記念年にコラボ実現の可能性はゼロではない

ドラえもんは2029年にアニメ放送50周年、クレヨンしんちゃんは2032年にアニメ放送40周年を迎えます。

こうした記念年に合わせて、特別企画としてコラボが実現する可能性は残されています。

両作品の関係者や権利者の判断次第ではありますが、ファンとしては期待を持ち続けたいところです。

30年近く実現していないコラボだからこそ、もし実現すれば大きな話題となることは間違いありません。

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