『聖闘士星矢』や『リングにかけろ』で知られる漫画家・車田正美さん側が、長年経理などを任せていた元マネージャーらを相手取り、巨額の損害賠償を求める訴訟を起こしたことが明らかになりました。
車田さん側は、2018年ごろから2024年までに無断送金やライセンス料の流出などがあり、損害は約46億8600万円に上ると主張しています。すでに約18億円を回収しており、2026年9月2日に残る約28億9000万円の支払いを求めて東京地裁に提訴しました。
そこで気になるのが、「車田正美さんの元マネージャーは誰なのか」という点です。
元マネージャーは車田さんの関連会社で取締役などを務め、経理だけでなく対外的な交渉まで任されていた人物と報じられています。一方、実名や顔画像については、2026年9月2日時点の主要報道では公表されていません。
車田正美の元マネージャーは誰?元取締役M氏の人物像
車田正美さんの元マネージャーについて、弁護士JPニュースでは「M氏」と表記されています。
ただし、「M氏」は報道上の表記であり、フルネームが公表されたわけではありません。TBSは「経理を担当するマネージャーだった男性」、FNNプライムオンラインは「マネージャーの男性(50代)」と伝えています。
現在分かっている人物像を見ていくと、単なるアシスタントや身の回りを担当するマネージャーではなく、車田さんの事業を長期間にわたって支える立場にあったことが分かります。
車田正美の元マネージャーの名前は公表されている?
元マネージャーの実名については、2026年9月2日15時時点で確認できる主要報道では公表されていません。
弁護士JPニュースでは「M氏」とされていますが、弁護士ドットコム、TBS、FNN、共同通信系の報道では、いずれも「男性」「元マネージャー」「マネジャーの男性」などの表現が使われています。
そのため、現時点で元マネージャーの名前として書けるのは、弁護士JPニュースが伝えている「M氏」という表記までです。
ネット上では、車田プロダクションの過去の関係者や会社情報から実名を探そうとする動きも出てくる可能性があります。
ただ、報道で名前が明かされていない人物を、過去のスタッフ情報や会社役員の情報だけで今回の元マネージャーと結びつけることはできません。
元マネージャーは50代の男性と報じられている
FNNプライムオンラインは、車田さんが経理などを任せていた元マネージャーについて「50代」の男性と報じています。
弁護士JPニュースによると、M氏は約25年前、集英社の契約社員として車田さんの担当編集者を務めていました。
その後、雑誌の休刊を経て車田さんのもとで働くようになり、会社設立にも関わったとされています。
編集者として車田さんと接点を持った後、マネージャーとなり、作品を描く車田さんを事業面から支える立場へ移っていった人物だったようです。
車田正美の元マネージャーは車田プロダクションの元取締役?
元マネージャーについては「車田正美さんのマネージャーだった」というだけでなく、関連会社の取締役などを務めていたことも報じられています。
弁護士ドットコムによると、男性は車田さんの関連会社で取締役などを務め、経理や出納業務、対外的な交渉などを担当していました。
つまり、車田さんのスケジュール管理だけを行うような一般的なマネージャーとはかなり立場が異なっていたことになります。
車田プロダクションなど3社の事業に関わっていた
今回、原告となっているのは、車田正美さんが代表を務める「車田プロダクション」など関連3社です。
弁護士JPニュースでは、M氏が車田さんに会社設立を提案し、著作権管理などを担う「NEXT WING」「車田プロダクション」「K-PROJECT」の3社の設立に関わったと報じています。経理や外部との交渉も任される立場だったとされています。
一方、別の報道では「3社の元取締役ら」「元役員」などとも伝えられています。
このことから、今回名前が出ている元マネージャーは、車田さんの創作活動を支えるスタッフであると同時に、会社経営にも深く関わっていた人物だったことがうかがえます。
車田正美の元マネージャーの顔画像はある?
元マネージャーの顔画像についても気になるところですが、2026年9月2日時点で、主要報道に「今回提訴された元マネージャー本人」として掲載された顔写真は確認できません。
弁護士ドットコムや弁護士JPニュースなどに掲載されている会見写真も、写っているのは車田正美さんや代理人弁護士などで、元マネージャーM氏の顔画像として紹介されたものではありません。
過去のイベント写真や車田プロダクション関係者の集合写真などから、「この人ではないか」と推測したくなる人もいるかもしれません。
ただ、元マネージャーの実名自体が公表されていないため、過去の写真に写っている人物を今回のM氏だとして紹介する根拠はありません。
現時点では、「50代男性」「元マネージャー」「関連会社で取締役などを務めていた」「報道ではM氏と表記されている」という情報までとなっています。
車田正美と元マネージャーは15年以上の関係だった?
車田正美さんと元マネージャーの関係については、報道によって期間の表現に違いがあります。
毎日新聞配信の記事を掲載している@T COMニュースでは、元取締役は車田さんの元マネージャーで経理を担当し、車田プロダクションの設立にも関わり、「車田さんとは15年以上の付き合いがあった」と報じられています。
一方、9月2日の記者会見を詳しく伝えた弁護士ドットコムと弁護士JPニュースでは、2人の関係はさらに長かったことが伝えられています。
詳しい会見報道では約25年前からの付き合い
弁護士ドットコムによると、車田さんと男性が知り合ったのは約25年前です。
車田さんが集英社の漫画雑誌『スーパージャンプ』で『リングにかけろ2』を連載していたころに知り合い、その後、雑誌の休刊を経て男性が車田さんのマネージャーになったとされています。
弁護士JPニュースも、当時M氏は集英社の契約社員として車田さんの担当編集者だったと伝えています。
そのため、「15年以上」という報道もありますが、記者会見を詳しく伝えた記事を踏まえると、車田さんと元マネージャーM氏との付き合い自体は約25年前までさかのぼるようです。
長期間にわたって仕事をともにし、車田さんは創作活動以外の業務を幅広く任せていたとされています。
元マネージャーには何を任せていた?
車田正美さんは漫画の執筆に専念するため、元マネージャーに経理や会社の業務を広く任せていたとされています。
弁護士ドットコムによると、男性は関連会社の取締役などを務めながら、経理、出納業務、対外的な交渉などを担当していました。
弁護士JPニュースでは、会社設立後、経理や対外的な交渉を任される立場になったと伝えられています。
車田さんにとっては漫画制作とは別の部分を任せられる、非常に近い存在だったとみられます。
車田さん自身も会見で、長年支えてきた男性について強い信頼を置いていたことが伝わる発言をしています。弁護士ドットコムは、車田さんが男性を家族同然に信頼していたと報じています。
車田正美側が主張する約46億円の資金流出とは?
今回の訴訟では、車田さん側が元マネージャーらによる資金流出で約46億8600万円の損害が生じたと主張しています。
ここで押さえておきたいのは、2026年9月2日時点では民事訴訟が提起された段階だという点です。
以下の内容は、訴状や記者会見で示された車田さん側の主張として報じられているもので、裁判所による最終的な認定が出たわけではありません。
ライセンス料を別会社に振り込ませたと主張
弁護士ドットコムによると、車田さん側は大きく3つの方法で資金が流出したと主張しています。
その一つが、本来車田さん側の会社に支払われるライセンス料を、男性が設立した別会社へ振り込ませる方法だったとされています。
男性は車田さん側の「NEXT WING」とよく似た名称の会社を設立し、自ら代表取締役に就任していたと報じられています。
会社口座から無断送金があったと主張
もう一つは、車田さん側の会社の口座から、男性自身や男性が管理する会社、関係者らの口座へ資金を送金する方法だったとされています。
テレビ朝日も、2018年から2024年まで会社の経理を担当していた男性によって預金口座から送金されるなどし、車田さん側が約46億8000万円の損害を受けたと主張していると報じています。
保険や再保険を使った資金流出も主張
原告側はさらに、保険や再保険を利用して資金が海外法人へ流れる仕組みもあったと主張しています。
弁護士ドットコムによると、日本国内で支払われた保険料が再保険などを通じて複数の会社へ移り、最終的に男性が支配するとされる海外法人に入る仕組みだったと説明されています。
約46億円の問題はなぜ発覚した?
一連の資金流出が明らかになるきっかけになったと報じられているのが、東京国税局による税務調査です。
弁護士ドットコムによると、2024年1月に国税局から車田さん側へ質問状が送られ、その後、国税局と車田さん側が直接やり取りしたことで資金の流れが明らかになっていったとされています。
原告側は、元マネージャーが車田さんと編集者や取引先との直接のやり取りを妨げ、情報が本人まで届きにくい状態になっていたとも主張しています。
弁護士JPニュースでは、M氏が窓口を自身に一本化し、経理関係についても自分しか把握できない状況を作っていたとの代理人側の説明が紹介されています。
長年にわたって会社の経理や外部との交渉を任せていた関係性が、今回の問題を考えるうえで大きなポイントになっています。
車田正美の元マネージャーは誰なのか現在分かっていること
車田正美さん側が約46億8600万円の損害が生じたと主張している今回の訴訟で、中心人物として報じられている元マネージャーの実名は、2026年9月2日時点では明らかになっていません。
弁護士JPニュースでは「M氏」とされ、FNNプライムオンラインでは50代の男性と報じられています。車田さんの関連会社で取締役などを務め、経理や出納、対外的な交渉まで任されていた人物です。
車田さんとの関係については「15年以上」とする報道がある一方、詳しい会見報道では約25年前に担当編集者として知り合い、その後マネージャーになったと伝えられています。
名前や元マネージャー本人と確認できる顔画像については、今のところ主要報道では公表されていません。
今回の件はまだ民事訴訟が始まった段階です。元マネージャーらに対する車田さん側の主張や、被告側が今後どのような反論を行うのか、東京地裁でどのような判断が示されるのかが今後の焦点となります。

